あなたは部下に厳しすぎる上司? 2つの「初期兆候」に注意

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企業のリーダーたちは常に、「結果を出さなければ」という強いプレッシャーを受けている。彼らが感じているその圧力は、部下たちへの態度として表れる場合がある。だが、あまりに手厳しいリーダーシップ・スタイルは、従業員たちを追い込んでしまうことになる。

リーダーシップ・スタイルには、主に「現実主義的」「理想主義的」「幹事型」「外交官型」の4タイプがあり、中でも厳しすぎるリーダーになる可能性が高いのは、現実主義的なタイプだ。

現実主義のリーダーの例として挙げられるのは、アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)、故スティーブ・ジョブズなどだ。このタイプのリーダーは基準値が高く、自分自身にも従業員にも、その高い基準を満たすことを期待する。何かに駆り立てられるように前進し、競争心が強く、目標の達成に何より高い価値を置くのだ。

こうしたスタイルは、従業員らを疲弊させるものでもある。すでに燃え尽きかかっているような人たちなら、特にそうなる可能性が高い。従業員たちが不安を抱えているなら、このスタイルは彼らをひどく疲れさせるだけでなく、あまりに過酷だと思わせてしまうかもしれない。問題は、リーダーたちの中には自分が厳しすぎると思われていても気にならない人たちがいるということだ。

難しく、能力が試されるような課題は従業員たちにやる気を起こさせるが(特に高い業績を上げている人には)、「難しい」が「不可能な」になってしまった場合には、彼らの仕事ぶりは急激に悪化する。

リーダーシップの取り方が従業員たちにとって厳しすぎることを示す「初期兆候」といえるのが、次の2つ状態だ。

1. 従業員たちが不安を感じている

従業員たちの間に不安があることを、どうすれば察知することができるだろうか?それは彼らの言動を注意深く観察することだ。

まず、不安がある人はミスをする。締め切りも守れなくなる。次に、ミスをすると「自分にはできない」「絶対に締め切りに間に合わない」「絶対クビになる」などと言い、自分自身を責めるようになる。

現実主義のリーダーはこうした態度をみて、大声で「泣きごとを言うな」「頑張れ」などの激励の言葉をかけてあげようとするが、それは逆効果だ。それよりも、担当の仕事の一部を他の従業員に割り振るなど、負担を軽くしてあげるべきだ。そして、大声は出さないことだ。

そうすることで、従業員たちは情緒的基盤を取り戻す機会を得ることになる。取り戻すことができれば、彼らのパフォーマンスはすぐに元通りに高まるだろう。

2. 従業員たちが悪い結果を報告しない

どの企業にも、良くないことは起きる。一般的に、業務上の問題点を把握しているリーダーの方が、問題の存在を否定する人よりもキャリアにおいて「生き残っていける」確率が高い。

情報伝達の流れが滞っている、あるいは止まっている場合、それは従業員たちがリーダーを恐れ、事実を伝えられなくなっているからかもしれない。そして、それはあなたのリーダーシップ・スタイルが厳しすぎるということを意味する。

何が問題になっているのか、どう手助けすれば改善できるのかを従業員たちに尋ねてみることだ。「何がうまく行かないのか」を穏やかに質問してみた方が、従業員らが本当のところを打ち明けてくれる可能性は高い。また、考えを伝えてくれた従業員には、感謝の言葉も伝えることだ。