24日、海外の病院で診察待ちの患者を無視した中国出身の女性が「ここは中国ではない」と医師から非難された問題をめぐり、澎湃新聞が中国の病院で見られるマナー違反を指摘する記事を掲載した。資料写真。

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2017年1月24日、シンガポールの病院で診察待ちの患者を無視した中国出身の女性が「ここは中国ではない」と医師から非難された問題をめぐり、澎湃新聞が中国の病院で見られるマナー違反を指摘する記事を掲載した。

同メディアが取り上げたのは、高熱を出した幼い娘を連れて病院を訪れた女性の動画だ。記事によると、女性は薬の服用量について質問しようと再び診察室に入ったが、医師は他の患者を無視して入って来る女性に「ここは中国ではない!」と発言。双方は言い争いとなり、警察が対応する事態に発展した。医師の言い分は「もっと重症の患者が順番待ちをしている。自分の問題を確認するためにむやみに診察室に入るのはおかしい」だが、女性の夫は医師が差別的な発言をしたとして反発している。

記事はこの動画を見た人の意見が分かれていることを挙げた上で「動画で前後の状況を知ることまではできないが、この女性の取った行動について言うべきことがある」とし、「中国では診察が終わった患者が診察室に戻って医師に質問するケースは少なくない。診察を受けている患者のそばで次の患者が待つ例も多いが、海外ではどちらもマナー違反だ」と説明。さらに医師と診察を受けている患者の間に割って入る行為はその患者のプライバシーにも関わると指摘し、「プライバシーは海外では特に重要視されているが、国内では軽く見られている」と訴えている。

その一例として記事が紹介したのが「妊婦の超音波検査を行っていた診察室内に男性患者が突然入って来てトラブルになった」というケースで、医師によるとこのようなトラブルは少なくないという。記事は「薬について質問したいのであれば、列に並ばないにしても了解を得てから診察室に入るのが最低限の礼儀」「シンガポールの医師が中国と口にせずにルールを守るよう呼び掛けていたら騒ぎにはならなかったかもしれない」と双方に意見を呈した上で、「『郷に入っては郷に従え』とは決まりを守り、互いに尊重することなのだ」とまとめている。(翻訳・編集/野谷)