FX投資の3つの必勝パターン――東大院生が編み出した投資術

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東大院生時代に出版した処女作、『東大院生が考えたスマートフォンFX』が異例のベストセラーとなった田畑昇人氏。現在は専業トレーダーとしてプロ転向したスキルは、とてつもない進化を見せていた。その全貌に迫る!

◆高い勝率が見込める[田畑式3つの必勝パターン]

【窓埋めトレード】

「為替市場には時間帯によって値動きの傾向があります。東京市場が閉まる15時前には手仕舞いの動きが出るため、それまでのトレンドが反転しやすい。夕方4時すぎ、欧州勢が入ってくると、新たにポジションを作っていく動きが出てきてトレンドが生まれやすい、といった具合に時間帯によって特性がある」

 こうした時間帯による傾向と、オアンダの情報を組み合わせていくのが田畑氏の基本的なトレード手法だ。

「時間帯の傾向だけ使ってトレードすることもできます。象徴的な事例が、月曜日早朝の『窓埋めトレード』です」

 24時間動く為替市場といえども週末はおやすみ。そのため、一週間の終わりとなる土曜日早朝のレートと、翌週の始まりである月曜日早朝のレートに乖離が生じることがある。

⇒【資料】はコチラ https://hbol.jp/?attachment_id=126740

「最近だと米大統領選直前の週末、102円近辺で終わったのですが、翌週は約104円で始まりました。約1円の窓が開いたんです。窓が開いて始まると、一度は前週末終値の方向への動きが生じやすい傾向があります。そのため、窓が開いて月曜日が始まったら、窓を埋める方向に動くかも? と考えてトレードするのがいい」

 とはいえ、すぐに窓埋めの方向に動くとは限らない。

「実際に窓埋めの方向に動き出すのを待ってからエントリーです。先ほどの米大統領選直前の窓なら、埋める方向に動き出したのは9時すぎでした」

 窓埋めトレード、百戦百勝ではないが、窓埋めの動きを狙うトレーダーは多く、確度の高い手法と言える。

「窓を埋め始めると前週末終値まで戻すこともありますが、そこまで欲張らず10銭、20銭くらいで手仕舞うことが多いですね。月曜日早朝は流動性が低いため、スプレッドが広がりやすいし、取引量が多いと約定しにくいためです」

 冬時間の今だと、月曜日の為替市場が開くのは朝7時。夏時間ならFX会社によって違うが基本は朝6時だ。月曜日の朝だけは早起きして、窓埋めトレードを狙ってみるのもいいかも。

【バリアオプション戦法】

 需給を教えてくれる情報、オアンダ以外にも役立つものがある。

「昨年11月、トランプ当選が決まると、ドル高が進みましたよね。あのとき、米ドル/円を買ってユーロ/米ドルを売っていました。ヒントになったのが『バリアオプション』でした」

 設定された価格に一度でもタッチすれば成立するのがバリアオプション。どこにバリアオプションが設定されているか? といった情報は、FX会社が配信する為替の専門ニュースに掲載されている。「バニラ」と呼ばれる通常のオプションとは違うので注意しよう。バリアオプションの場合は「バリア」と明記されているはず。

「ただ、バリアオプションといっても、金額が小さければあまり気にする必要もないんですが、10億ドルを超えるような大きな金額が設定されていると、気をつける必要があります」

 バリアオプション取引をするのは銀行やヘッジファンドなど、プロの投資家たち。彼らの取引金額は大きいから、バリアオプションの手前では成立させようとする動き、成立させまいとする動きが交錯する。

「トランプ円安では107円にも大きなバリアオプションがありました。そのときは、107円よりも少し下で防戦売りが出て、107円を超えられそうでなかなか超えなかった。バリアオプションをめぐる典型的な動きが起きていました。こうした防戦の動きがでることもあるため、バリアオプションを狙ったトレードでは、手前で利益確定するのがいいですよね」