画像

写真拡大 (全3枚)

 2016年、国立がん研究センターが受動喫煙について、気配り・思いやりの問題ではなく健康被害の問題だと見解を示して、Webを中心に話題になりましたね。スウェーデンでは、こんな広告が展開されました。海外の広告・宣伝・プロモーション事例情報を提供している「AdGang」からの厳選記事を紹介するこの連載は、毎週水曜日更新です。

●キャンペーン概要

 時期:2016年
 国名:スウェーデン
 企業/ブランド:Apotek Hjärtat
 業種:小売

■コレには愛煙家も苦笑い

 近年、先進国では社会全体で禁煙化が進んでいる中、スウェーデンの薬局 Apoteket Hjärtatが、ユニークな看板広告で人々に禁煙を呼びかけました。

 多くの人が行きかう広場に置かれたデジタルサイネージ。このすぐ近くを、歩きタバコをする人が通りかかると、画面の中の男性がゲホゲホと苦しそうに咳き込むのです。

 実はこのスクリーンにはセンサーが内蔵されていて、タバコの煙を感知すると、ディスプレイの男性が咳をする仕掛けになっているのです。

 スモーカーの皆さんは、自分が吐いたタバコの煙が原因なのだと分かると、周囲の人の視線もあってかバツが悪そうに苦笑い。その後ニコチンパッチなどの禁煙グッズとともに「禁煙しましょうね」というメッセージが表示されました。

 同じインタラクティブなデジタルサイネージ広告として、数年前にあった“電車が地下鉄のホームに入ってくる風でディスプレイに映った女性の髪の毛がなびくスウェーデン ヘアケアブランドの広告”が思い起こされますね(日本でも小学館「CanCam」による同様の事例がありました)。

 今回は“クリエイティブのトリガー”を「タバコの煙」にすることで、たとえ屋外であっても受動喫煙による周囲への健康被害があることを今一度考えさせたアイディア広告でした。

●動画はこちら

 

●先週の紹介キャンペーン

 「縦型動画」ならではの広告表現 スマホ用Web動画で訴求するFordの安全技術

 記事転載元:AdGang

山田 健介(株式会社PR TIMES)[著]