造形が美しいプロダクトは、分解されてもなお美しい。

ガジェットの分解で真っ先に思いつくのはiFixitですが、彼ら以外にもガジェット分解にはげむ人はいます。カナダ人のTodd McLellanさんは、身の回りのアイテムを分解しては、その姿をレンズに収めるフォトグラファー。

分解写真の撮影は彼のライフワークとなっており、これまでにウォークマンやiPodといった新旧のガジェットだけでなく、自転車やアコーディオンといった日用品などが被写体となりました。そうそう、ペンタックスやタイプライターの全部品をずらーっと並べたフォトアートも彼の作品です。

Design You Trustが、そんなMcLellanさんが2013年に出版した写真集『Things Come Apart: A Teardown Manual for Modern Living』の一部を紹介しています。Colossalによれば本の出版時点で、彼は既に50のアイテム、計2万1959個のパーツを分解していたんだとか。


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精巧に組み立てられたガジェットを、これまた緻密に並べていく。まるで部品のひとつひとつが整列しているかのように丁寧に配置されたフォトアートからは、彼の機械分解に対する美学が感じられます。それらとは対照的な、躍動感のある空中分解フォトアートは部品が落ちる寸前に空中で撮影したそうです。


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ちなみにこちらは、アコーディオンとマッキントッシュの空中分解写真。元が何だったかわからないほどです。この普段は見えない機械の中身がむき出しになっていく、バラバラになっていく瞬間がなんだかゾクゾクしませんか?

撮影の舞台裏を見ると、ガジェットの分解から並べる工程まで、1枚1枚のフォトアートにいかに労力をかけているかがうかがい知れます。


© 2013 TODD MCLELLAN MOTION/STILL INC. All rights reserved.

・視覚障害のひとたちのモノの見え方にインスパイアされたフォトアート


image: Todd McLellan
source: Todd McLellan, Design You Trust, Amazon, Colossal, Vimeo

(たもり)