17日、日本を訪れたという中国人の旅行記が中国メディアで報じられ、ネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。資料写真。

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2017年1月17日、日本を訪れたという中国人の旅行記が中国メディアで報じられ、ネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。

中国のネット上では「日本人の素養は高い」ということが繰り返し言われてきており、具体的な例を挙げて日本人の素養の高さを紹介するメディアも少なくない。こうした報道にはおおむね肯定的なコメントが寄せられるのだが、実際のところ、日本に行ったことのない中国人にしてみれば、現実味がないというのが正直なところだろう。

中国メディア・快報は12日、「これらのうわさの真偽を確かめるべく、日本旅行で日本人を観察してきた」というある中国人の文章を掲載した。まず、著者が注目したのは日本人の地下鉄に乗車する時の様子。乗車を待っている人たちは電車が到着すると降りる人のためにドアの前を広く空ける。日本人にとっては当たり前だが、文章では「降りる人が先で、乗客は秩序を保って順序良く乗車し、我先にと席を奪う人はいない。これが日本の普通の風景なのだ」と驚きをもって伝えている。

また、地下鉄車内では主に、寝ているか、本を読んでいるか、携帯電話をいじっているかの3パターンに分けられ、このうち携帯電話をいじっている人が最も多かったという。車内はとても静か。通話する人は誰もおらず、携帯電話はマナーモードに設定されていたといい、「中国のように周囲に配慮せずに大声で通話するのとは違う」とその違いを論じている。さらに、エスカレーターの片側を空ける習慣も、「急いでいる人のことを考えてのこと」だと紹介した。

文章では最後に、「日本人のマナーは行き過ぎだと感じる人もいるが、やはり多くの人がこうした秩序こそが文明と呼ぶにふさわしいと考えている」と結んでいる。

この記事に対して、中国のネットユーザーからはさまざまなコメントが寄せられた。最も多いのが自身の実体験に関するもので、
「名古屋の屋台で道を聞いた時、おじさんが店をいったん閉めてまで私たちを目的地に案内してくれた。お年寄りが倒れても助けることができない倫理のなくなった国(中国)は、100年たっても日本人を軽視することはできない」
「日本では1日いても自動車のクラクションの音が聞こえない。大阪に6日間出張したが、騒々しさを感じたことは一度もなかった。急いでいたために走らなければならないことがあったが、歩行者たちは足音を聞くとみんな道を開けてくれた」
「日本に数カ月いるが、こここそが私たちがつくるべき調和のとれた社会の目標だと思う。物はなくならないし、財布を落としてもそのままの状態で戻って来る。日本の家の玄関は大通りに面しているし、1メートルそこそこの高さの柵は防犯用ですらない。知らない人同士でもあいさつするし、車は歩行者に道を譲る。中国にもいつかこうなってほしい」
といったコメントが、他のユーザーから高い評価を得ている。

これらがすべて「素養」によるものであるかどうかは議論が分かれるところだが、日本社会を高く評価する中国人が一定程度いるということは間違いないようだ。(翻訳・編集/北田)