映画『レッドタートル ある島の物語』ポスタービジュアル

写真拡大

 24日、第89回アカデミー賞のノミネーションが発表され、長編アニメ映画賞にスタジオジブリ初の海外共同作品『レッドタートル ある島の物語』がノミネートされた。スタジオジブリ作品が同賞にノミネートされるのは、これで4年連続となる。

 『レッドタートル ある島の物語』は、スタジオジブリと ワイルドバンチが共同製作し、『かぐや姫の物語』などの高畑勲監督やプロデューサーの鈴木敏夫がスタッフとして参加したアニメーション作品。監督は、第73回アカデミー賞で短編アニメ賞に輝いた『岸辺のふたり』のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィットが担当しており、一度オスカーを獲得している監督だけに本賞受賞への期待もかかる。

 同賞とジブリ映画に関しては、第86回の『風立ちぬ』(宮崎駿監督)から、『かぐや姫の物語』(高畑勲監督)、第88回の『思い出のマーニー』(米林宏昌監督)とここ毎年ノミネートはされているものの、受賞には至らず。今回『レッドタートル ある島の物語』が受賞すれば、『千と千尋の神隠し』(宮崎監督)以来14年ぶりの受賞となる。

 結果は、2月26日(現地時間)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催される授賞式で発表される。『レッドタートル ある島の物語』と同じく長編アニメ映画賞にノミネートされた作品は、『ズートピア』『モアナと伝説の海』『クボ・アンド・ザ・トゥー・ストリングス(原題) / Kubo and the Two Strings』『マイ・ライフ・アズ・ア・ズッキーニ(英題) / My Life as a Zucchini』。(編集部・井本早紀)