エリア内での仕事が目立った鈴木。ストライカーの仕事をまっとうした。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 現地1月24日、「2017Jリーグ アジアチャレンジinタイ インターリーグカップ」のスパンブリー対鹿島が、タイのラジャマンガラ・スタジアムで行なわれた。
 
 鹿島は4-4-2を採用し、GKは川俣慎一郎。4バックは右から伊東幸敏、植田直通、町田浩樹、三竿雄斗。2ボランチに三竿健斗と久保田和音。右MFにレアンドロ、左MF金森健志。2トップに鈴木優磨と田中稔也が入った。
 
 鹿島は立ち上がりに三竿雄のCKにフリーの鈴木が合わせてヘッドを放つが、GK正面を突いてしまう。そして11分、相手のFKの場面で、GK川俣がハイボールの処理を誤ってファンブルし、こぼれ球をデラトーレに押し込まれて先制を許した。
 
 思わぬ失点を喫した鹿島は26分、鈴木が同点弾を沈める。右からの久保田のCKをヘッドでねじ込んだ。
 
 しかし、同点に追いついたのも束の間、鹿島は守備陣の一瞬の隙を突かれて追加点を奪われてしまう。39分、中盤での鍔迫り合いに敗れてスルーパスを許し、これを受けたデラトーレにエリア内のやや角度のないところから逆サイドのネットに突き刺された。
 
 1-2のビハインドで迎えた後半は、開始から久保田に代えてレオ・シルバ、金森に代えてペドロ・ジュニオールを投入。新加入のブラジルトリオが同時にピッチに立つことになった。
 
 そのP・ジュニオールが早速仕事をする。左サイドでボールを受けたブラジル人FWは、ドリブルで中央へ侵入。豪快なミドルでGKのファンブルを誘い、こぼれ球を拾った鈴木がPKを獲得する。このPKをP・ジュニオールがしっかりと沈め、2-2に追いついた。
 
 ここから鹿島は攻撃のギアを上げる。61分、高い位置でのプレスでボールを奪ったL・シルバが鈴木にラストパスを通し、鈴木が冷静に流し込んで逆転に成功した。
 
 さらに69分、途中出場の土居聖真がスルーパスに抜け出し、DFを引き付けて中央へパス。これをP・ジュニオールが沈めて点差を広げた。

 結局、試合はそのまま4-2で終了。鈴木が3点に絡む活躍を見せ、P・ジュニオールが2得点。また、終了間際にはL・シルバがロングパスで決定機を演出するなどアピールした。レアンドロはゴールこそなかったものの、非凡なキープ力を垣間見せた。2失点は余計だったが、ルーキーの小田逸稀も出場機会を掴むなど、収穫が多い試合になったと言えそうだ。