「○円で△万通貨買い、●円下がったらさらに購入。買った価格から▲円上がったら利益確定」といった設定をするだけで、24時間、自動で発注し続けてくれる

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◆事前の入念なシミュレーションでトラリピのリスクを見える化せよ!

「経験が必要とされてきた相場で、初心者の方でもすぐに実践できて長期的に成功する確率が高まりました」と話すのは、カリスマFXブロガーにしてスゴ腕トレーダーの為替王氏。

「安定して利益が出せるようになるまでは失敗を繰り返したり徐々にコツを覚えたり“経験”が必要とされていました。しかし『トラリピ』には相場で儲ける“鉄則”が内蔵され、経験が少ない方でも利益をあげやすくなった。投資の世界は『損する人のほうが多い』と言われてきたなか、ある時期にはトラリピを使った顧客の約8割が儲かったというデータもあります」

 トラリピとは、一度発注すると設定した条件で何度も繰り返し発注し続けてくれる自動発注機能。上図のように「1円下がるごとに買い、買った価格から1円上がったら売る」といった設定をすると、相場が動くことで効率よく利益を狙うことができるのだ。トラリピ犬氏は会社員として働きながら’10年に元手200万円でトラリピを始め、これまでの累計利益は962万円! その極意とは?

「豪ドル/円の過去のチャートから、1豪ドル=75〜90円の間で買うという設定にしています。具体的には、50銭おきに1万通貨買い、買った価格から2円上がったら利益確定するという設定です。トラリピはすべての値動き、つまり“総推移”で利益を狙うもので、豪ドルは値動きが大きめなのでトラリピ向きなんです」

 アベノミクス以降、豪ドル/円は90円を突破し、設定したレンジから外れていたが、’15年夏以降に下落し、最近はトラリピが高回転しているという。

「おかげで’16年は、11月まででほったらかしで186万円の利益になりました。またスワップも魅力で、その間に45万円のスワップがもらえました」

 ただし、トラリピ運用にあたって気をつけなければいけない点がある。

「トラリピはある程度の長期運用・長期保有が前提になるので、ロスカット水準を意識することが大切になります。例えば豪ドル/円だと、リーマン・ショック時には55円まで下落しましたから、『ここまでは下がるかも』と慎重に考えたほうが安全です」

 トラリピ犬氏も、48円まで下がっても大丈夫な設定にしているという。

「ロスカット水準は、HPにある『らくトラ運用試算表』を使うと一発でわかるんです。運用額や仕掛けるレンジ幅、本数、買う通貨数、狙う利益などを入力すると、ロスカット水準を教えてくれます。いろいろと数字を試してみて、自分のスタイルに合ったトラリピ設定を見つけるのが大事です」

 ロスカット水準が高いと思ったら、仕掛ける本数を減らしたり、購入する通貨数を1万通貨から0.5万通貨や0.1万通貨に減らしたりと、いろいろと試してみてほしい。ほったらかしFXの極意は、事前の入念なシミュレーションにあると心得よ!

【トラリピ犬氏】
‘10年に元手200万円でトラリピを開始。会社員として働きながら、豪ドル/円の買いを中心に、ほったらかしで累計962万円の利益を獲得している

【為替王氏】
外資系金融機関で資産運用業務を経験。将来は、欧米の最先端金融技術を生かし低手数料ファンドをつくることが目標。

― [ほったらかしFX]トラリピの極意 ―