従来型の遠隔操作システムでは、作業現場全体を確認するためのカメラ設置が困難だったり、作業者が一人称視点で操作できないため、作業効率が大幅に下がってしまう問題があった(画像はプレスリリースより)

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 大成建設は23日、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を使用して遠隔地の重機を操縦できる臨場型映像システム「T-iROBO Remote Viewer」を開発したことを発表した。

 二次災害が見込まれる高放射線状況下での災害復旧などでの活躍が期待されるシステムとなっている。

 重機に設置したのステレオカメラの映像をリアルタイムにHMDに表示し、操縦者が顔の向きを変えて視点を移動すると、映像も連動して見たい方向に移動する。従来の遠隔操作では困難だった「実際に搭乗している感覚」を実現して、遠隔操作が行える点を特徴としている。

 重機側には魚眼ステレオカメラが設置され、前方約220度の広域映像を取得する。5GHz帯の無線を2ch使用して映像を遅延なく送受信し、HMD上では頭の向きと同期した映像が表示される。

 同社は災害復旧工事をはじめ、遠隔地から安全作業が求められる建築・土木工事などの多くの建設現場への普及展開を進めていくとしている。

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