日本統治時代の台北西門街通り=日比谷図書文化館提供

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(台北 24日 中央社)日本統治時代の台湾の都市景観を紹介する企画展示「日本統治期台湾の都市景観〜遺された『火災保険特殊地図』より〜」が17日から、東京都千代田区の日比谷図書文化館で始まった。日本のみならず、台湾の学界でもこれまで存在が知られていなかった貴重な地図資料「火災保険特殊地図」のほか、その他の地図資料や写真などが展示されている。

同館によると、火災保険特殊地図とは火災保険の料率算定のための基礎資料として、昭和初期〜同30年代に民間会社によって作製された地図。今回展示されるのは、都市製図社によって1933〜34(昭和8〜9)年ごろに作製されたもので、第9代台湾総督を務めた内田嘉吉の蔵書を保管する内田嘉吉文庫(同館内)が所蔵している。

2月19日までは台北市の地図が、2月20日から3月19日までは高雄市、台南市、嘉義市などの地図が展示される。

また、2月18日には、日本統治時代の台湾の建築・都市史に詳しい辻原万規彦・熊本県立大教授と青井哲人・明治大准教授を招き、火災保険特殊地図や台湾の都市の成り立ちに関するセミナーも開催される。

企画展示は3月19日まで。

(編集:名切千絵)