移動式発射台から打ち上げられた「火星10」弾道ミサイル(2016年6月23日付労働新聞)

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北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備を整えつつある、との主張が出ている。

北朝鮮の軍事問題に詳しい米国の専門家ジョセフ・バミューデス氏は23日までに、北朝鮮東部・元山(ウォンサン)一帯の衛星写真を分析した結果を米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」で発表。同地域にある葛麻(カルマ)空港付近の発射場で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射準備と見られる動きが出ていると指摘した。

北朝鮮は昨年6月、同じ発射場から中距離弾道ミサイル・ムスダンの発射に成功したとされる。

同氏は、北朝鮮はこの3カ月の間に発射場の進入路を再び平らにならし、砂利で舗装もしたと指摘。ムスダンより重いミサイル、すなわちICBMを扱う準備であると説明している。

また、発射場内に一辺11メートルの正方形にならされた場所も見つかったと指摘。既存の発射台に加え、弾道ミサイルを発射できる新たな発射台が設置される可能性に言及している。

また、発射台に近い所には地面を新たに掘った痕跡があり、これはICBM発射時に遠隔の測定・撮影装置を据えるためではないかとしている。

北朝鮮の金正恩党委員長は1日の「新年の辞」で、ICBMの発射準備作業が最終段階に入っていると述べた。