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ソフトバンク傘下の米通信大手Sprintは1月23日(現地時間)、音楽サービスを開発・提供する米Tidalとの資本業務提携を発表した。SprintがTidal株の33%を取得、SprintのCEOであるMarcelo Claure氏がTidalの取締役に就任する。

Tidalはミュージシャン/プロデューサーのJay Zを共同オーナーに2014年にサービスを開始した。優れた音質、ミュージシャンと音楽ファンを直接結ぶサービスの実現にこだわっており、Kanye WestやRihannaなど数多くのアーティストがTidalを支援している。だが、音楽ストリーミング市場を開拓したSpotifyやiPhoneユーザーを中心に急成長しているApple Musicに押されてユーザー数を伸ばせていない。一時はAppleやSamsungへの身売りが報じられたが、それらを受け入れずにパートナーシップを模索していた。

提携によってTidalはSprintの約4500万人の顧客にリーチでき、他のサービスにはない独占コンテンツをSprintユーザーに提供する。SprintユーザーがTidalの長期無料トライアルやサービスのディスカウントまたは特別無料プランなどを受けられるかは不明。提携の取り組みやプロモーションの詳細については後日改めて発表するという。Tidalは2016年に、独占コンテンツとしてアルバム36作品、39のライブストリーミングイベント、45以上の音楽ビデオなどを提供、約18万枚のコンサートチケットを販売した。アーティストのサポートがTidalの強みであり、Billboardによると、提携によってTidalは年間7500万ドルを独占コンテンツや独占的なサービス体験を実現するマーケティング資金に充てる。

(Yoichi Yamashita)