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20代のときは健康そのものでも、40代のときも同じ状況とは限らない。定期健診を受け健康に配慮した生活を送らなければ、年齢を重ねるごとに、さまざまな病気のリスクは上がっていく。

今回は、マイナビニュース会員の40代男性300名に、これまでに経験したことのある病気と、その病気にかかって大変だったことについて聞いてみた。回答を見ていこう。

Q.経験したことのある病気について教えてください(複数選択可)。

1位: メタボリックシンドローム(13.0%)
1位: (13.0%)
3位: うつ病(12.7%)
4位: 高血圧(10.7%)
5位: 尿路結石(8.7%)
6位: 胃・十二指腸潰瘍(6.3%)
6位: じんましん(6.3%)
8位: 糖尿病(4.0%)
8位: 肺炎(4.0%)
8位: 睡眠時無呼吸症候群(4.0%)

Q.その病気にかかって大変だったことを具体的に教えてください。

メタボリックシンドローム
・「メタボ判定を受けると会社から保健指導が入り、やせるのが大変」(48歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)
・「生活習慣病の誘発」(46歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「大変だったことはないが、運動だけでは改善せず、お薬のお世話になった」(46歳男性/コンピューター機器/IT関連技術職)


・「検便で血が見つかったため、要精密検査となり、腸をカメラで調べられたあげく、でした、というオチにはがっくりきました……」(42歳男性/精密機器/技能工・運輸・設備関連)
・「はつらいです。特に、トイレでの排せつのときがすごく痛いです」(45歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「座ったり立ったりするだけで痛みがあり、トイレに行くのもおっくうになりました」(43歳男性/専門店/販売・サービス関連)
・「がひどくて会社を休んだ」(44歳男性/その他/その他)
・「事務職に就いてから、1日8時間程座りっぱなしになり、結果切れになりの薬を毎日使うことが大変です」(46歳男性/その他/その他)

うつ病
・「うつ病で心療内科に4年近く通っていて、一生付き合っていくものだと感じた」(43歳男性/その他/その他)
・「とにかく、毎日を過ごすのがつらくて、外出もままならず、仕事にも支障をきたした」(44歳男性/サービス/事務・企画・経営関連)
・「うつ病の一歩手前の診断で、加えてワーカホリックだったため、身体と心が一致せず苦しんだ」(45歳男性/システムインテグレータ/IT関連技術職)
・「過去の自分のイヤな部分に自己嫌悪になり、ひどいとしばらく眠れない」(41歳男性/その他/その他)
・「何事にも興味がなくなりしんどかった」(45歳男性/旅行・観光/販売・サービス関連)
・「パワハラ上司に仕え、毎日が嫌でたまらなかった。体重は減り、夜も眠れず、生きていてもつまらなく感じた」(48歳男性/その他/事務・企画・経営関連)
・「1カ月以上会社を休んだ。給料が減った」(48歳男性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「会社を休職した」(49歳男性/サービス/IT関連技術職)

■尿路結石
・「尿管結石の痛みがつらかった。時々再発しそうになる」(47歳男性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)
・「とにかく痛さが尋常ではなかったこと」(47歳男性/流通・チェーンストア/販売・サービス関連)
・「尿路結石になり、大変な痛みに見舞われた」(47歳男性/鉱業・金属製品・鉄鋼/技能工・運輸・設備関連)
・「すごくすごく痛かった」(41歳男性/官公庁/公共サービス関連)
・「激痛に耐えながら仕事をしたこと」(41歳男性/食品/販売・サービス関連)

■胃・十二指腸潰瘍
・「十二指腸潰瘍になってからは空腹時にお腹の中に重い物を入れられたような苦しい痛みに襲われ、その反面、食事を取ったあとは痛みがしばらく治まります。医者で処方される薬が増えるので医療費がかさみました」(49歳男性/その他/技能工・運輸・設備関連)
・「かなり痛みがひどくて、救急車を呼ぶかどうか迷った。病院で薬をもらって、少し痛みが治まったけど、一週間は安静状態だった」(42歳男性/その他/その他)
・「ストレス性の胃潰瘍になり、長期間仕事を休むこととなった。違う職種に変更を余儀なくされた」(42歳男性/レジャーサービス・アミューズメント・アート・芸能関連/技能工・運輸・設備関連)

■総評

最も経験者の多かった病気は、同率で「メタボリックシンドローム」と「」だった。メタボリックシンドロームは、ウエスト周囲径(おへその高さの腹囲)が男性85cm・女性90cmを超え、高血圧・高血糖・脂質代謝異常の3つのうち2つに当てはまると診断される(厚生労働省運営「e-ヘルスネット」より)。恐らく、会社の健康診断などで指摘される人が多いことだろう。

は肛門や肛門周辺に起こる病気で、「核(じかく)」「裂肛(れっこう)」「ろう」の3つに分類される。大変さとして、排せつ時の出血や痛みが挙がり、「会社を休む」ほどの症状に苦しめられたという人もいた。

また、大変だった経験について回答が多かったものは「うつ病」と「尿路結石」だった。うつ病の経験者からは、体重減少や不眠、無気力感といったつらい症状が挙がり、休職を余儀なくされるなど、闘病の壮絶さがうかがえた。

一方、腎臓や尿管に結石が生じる尿路結石では、血尿のほかに、腹部や腰に激痛を伴うことで知られている。"尋常じゃない痛み"への言及が多かったが、中には「激痛に耐えながら仕事をした」という人もおり、病気になりながらも職場での責任は果たさなければならないというビジネスパーソンの置かれている状況が推測できた。

※写真と本文は関係ありません

調査時期: 2016年12月21日〜12月23日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 40代男性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート