20日、世界の旅行業をけん引する中心はアジアに移りつつある。国連世界観光機関が17日に発表した報告書からもそうした動きが分かる。写真はフランスの凱旋門。

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2017年1月20日、参考消息網によると、仏紙ル・モンドは、「世界経済の動向と同じく、世界の旅行業をけん引する中心はアジアに移りつつあるが、そうした動きは国連世界観光機関(UNWTO)が17日に発表した年次報告書にも反映されていることが分かった」と伝えている。

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16年の世界の海外旅行者は前年比4%増の12億人に達し、15年から4600万人増えた。09年の世界金融危機以降、7年連続で増加している。特にアジア人旅行者は前年から8%増加した。アジア太平洋地域を訪れた旅行者は3億300万人で、数年間はこの傾向が続くとみられる。

中国では旅行に関心を持つ層が増加しており、これは中間層の拡大を反映したものとみられている。また、中国は競争力のある主要な旅行目的地になろうと計画しており、さまざまな対策を講じている。

アジア以外では、アフリカも旅行産業にとって新たな開拓地になる可能性がある。

16年に欧州を訪れた中国本土からの旅行者が8%増加するなど、欧州は前年に引き続き世界最大の旅行市場となっており、計6億2000万人が訪れた。特にフランスには8500万人が訪れたが、同国のホテルは過激派のテロによって大きな打撃も受けている。

欧州最大の「勝ち組」はスペインで、7530万人が訪れ、9.9%と過去最高の成長を記録した。テロの影響で、北アフリカのマグレブ(チュニジア、アルジェリア、モロッコの3カ国)やトルコ、エジプトなどを訪れていた人がスペインに行き先を変えたものとみられている。(翻訳・編集/岡田)