あのチョコスプレッドの成分、実は…(出典:http://www.mirror.co.uk)

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イタリア生まれのチョコレートスプレッド『ヌテラ』。日本でも輸入食材の販売店、大型スーパーマーケットや百貨店の食料品売り場にはほぼ置いてある定番商品の一つだ。しかし少し前には「これを知っても食べられますか?」なる写真がインターネットで拡散し、人々を仰天させていた。このたび英大手メディアもそれを伝え、さらに関心を集めているもようだ。

ヘーゼルナッツペーストに砂糖、ココア、脱脂粉乳、香料、乳化剤などを混ぜてできているイタリア・フェレロ社のそれは甘いチョコレートスプレッド『ヌテラ(Nutella)』。世界160か国以上で販売され、パン、パンケーキ、アイスクリームにかけると美味しい。1食15gあたりのエネルギーは82Kcalで原材料名は砂糖・植物油脂・ヘーゼルナッツ(13%)・脱脂粉乳(8.7%)・ココアパウダー(ココアバター10〜12%)(7.4%)・乳化剤 (大豆由来)・香料と示されている。

この写真は、米ソーシャルニュースサイトの『Reddit』に投稿された1枚を英メディア『mirror.co.uk』が伝えたもので、そうした各成分を積み上げ帯グラフのように示したものである。「こんなに砂糖が含まれているの!?」と驚く人々がいる一方、この中で専門家が最も注目しているのが実はパーム油(ココナツオイルとは異なる)。ファストフードや惣菜の一般的な商品、パン、ドーナツ、ケーキ、クッキーといった小麦粉を使用したお菓子、ポテトフライなどにやはりたっぷりと使用されている。

“油漬け”ともいわれる現代人の食生活。冠動脈性心疾患のリスクを上げるとされるトランス脂肪酸の悪者ぶりが目立っていた中、それにとって代わったのが今や生産量世界一、無味無臭で安価というパーム油であった。日本人ですら年間平均4,000gものパーム油を摂取しているという。だがマウスによる実験を経て、パーム油は大腸がんと糖尿病の患者を増加させる危険性があると報告されたほか、キャノーラ油、ラードを与えたマウスよりも明らかに寿命が短かったとも報告されたのだ。その結果、米国農務省はパーム油を健康的な油脂と捉えてトランス脂肪酸の代わりに使用することはならないと示していた。

公式サイトの表示をもとにヌテラの56.8%が砂糖であると伝える『mirror.co.uk』。その不健康さを指摘しても、フェレロ社の広報担当者は「私たちが守り続けてきた独自のレシピを公表するわけにはいきませんが、ヌテラは安全です。スプーン1杯のチョコスプレッドで、人々にバランスのとれた豊かな栄養と食べる楽しみを提供しています」と返答したそうだ。しかも不健康と知ったところで好きなモノはなかなかやめられない。決して食べ過ぎない、そんな心掛けで我が身を守るしかないのであろう。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)