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ジャストシステムは1月23日、日本語入力システム「ATOK」と「医学辞書 for ATOK」の日本語処理技術を応用して開発した、医療向けデータウェアハウス「JUST DWH」を9月7日から発売すると発表した。価格はオープン。

新製品は電子カルテや複数の部門システムに散在するデータを統合し「全文検索」「データ抽出」「データ分析」機能を搭載したデータウェアハウス(DWH)。必要な情報の確認や分析に加えて指標や課題の共有まで行える、院内データの二次利用基盤を構築できるという。

主な特徴として「全文検索」「データ抽出」「データ分析」の3つを挙げている。医療用語の表記ゆれや類義語、同義語に対応し、完全一致でなくても、「心拡大」と「心室肥大」「Cardiac Enlargement」、「ヘモグロビンA1c」と「HbA1c」といったゆれを吸収しつつ、検索、データ抽出が1度にできるため、時間短縮を実現するという。

また、データの二次利用に必要となる機能をオールインワンパッケージにしているので、データの抽出から分析までをスムーズに行うほか、全機能の操作がWEBブラウザで完結するように設計しているため、端末に個別インストールする必要なく、メンテナンスの手間を軽減するとしている。

さらに、SDMコンソーシアムが規定した医療向けDWHの統一フォーマット「SDM(Semantic Data Model)」に準拠し、ベンダーに依存しないフォーマットでデータを格納し、電子カルテや医事会計システム、健診システムといった部門システムのデータを統合して扱えるようになるという。

加えて、格納されるデータベースのテーブル情報を開示するため、運用フェーズにおいて新しくテンプレートが必要となった場合でも、ベンダーに依頼することによる追加費用が発生することなく、医療従事者だけで柔軟なデータ活用ができる。データ抽出のための典型的なテンプレート(帳票)もあらかじめ搭載し、公的機関への提出資料の作成業務も効率化を可能としている。

今後、同社では医療現場の情報化について、効率的で誤りのない入力に加え、入力したデータの二次利用の面でも積極的に支援していく方針だ。

(岩井 健太)