21日、韓国・世界日報によると、社会・経済的困難を訴える庶民は、不透明な将来への不安を少しでも和らげるために、占い師に頼り心理的安定を求めている。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真はソウル・漢江。

写真拡大

2017年1月21日、韓国・世界日報によると、国政の混乱に不況まで重なり、社会・経済的困難を訴える庶民は、不透明な将来への不安を少しでも和らげるために、占い師に頼り心理的安定を求めている。

自営業者のキム氏(42)は「事業がうまくいかないのにローンの支払いと従業員の給料は毎月出てゆき、苦しい気持ちが募り占い師を訪れた」とし、「占い師がそれなりに満足できる対策を示してくれて、状況に合わせて対処することができる」と述べた。

タロットカフェを訪れた就業準備生のイ氏(29)は「行政書士合格を目指して数年間準備しているのにうまくいかず、いつ合格するのか心配になり、タロットカフェを訪れた」と明かした。

このように占い師を頼る現象について専門家らは、「一般的に人は原因と結果が合致すれば安心するが、どんなに努力しても自分以外の外的要因で結果が変われば、非常に不安に包まれる傾向がある」と説明した。

世界日報は「一般的に人は、将来を予測することができず、未来が保証されない場合、無気力になってうつ病になる場合が多い。このような状況で、いわゆる偽薬効果(偽薬を処方しても、薬だと信じ込むことによって何らかの改善がみられること)のように、漠然とした希望でも得ようと占い師に依存しているものと思われる」と伝えている。

占い師に頼る人が増えている現状に、韓国のネット上には「苦しむ人を助けてあげてください」「占い師に見てもらったら何か変わるかな」「相談するのなら牧師より占い師の方が良心的で良い」などと占いに肯定的な意見が寄せられた。

一方で、「占い師だけが繁盛する社会って…」「昔から巫女信仰に頼り始めたら国が亡びるというぞ」「友達の母親は本当に深刻な状態だ。何十万、何百万ウォンとお金と使って占いに通った」と否定的な意見も見られた。(翻訳・編集/三田)