オートモーティブ ワールド2017のDNP(大日本印刷)ブースでは、同社が得意とする多彩なフィルムを、クルマのシェードや内装の加飾、あるいは部材や部品を接着する粘着フィルムとして紹介されていました。

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デモカーにも装着されていた「視野角制御フィルム」は、フィルム内に微細なルーバー(ブラインド)構造をもつ光学フィルムで、車載用の液晶ディスプレイのバックライトに内蔵し、出光方向を制御することで、フロントスクリーンへのディスプレイ映像の映り込みを防止できる技術。

視認性も高いため車載に向くほか、パソコンやATMのディスプレイなど外部からの覗き見防止にもなるそうです。

ほかにも、フロントスクリーンへの飛び石などを防ぐ「フロントウインドウディフレクター」、「成形用外装加飾フィルム」を使ったヘッドランプガーニッシュやフェンダーガーニッシュなどを装着。

内装向けでは、「DNP調光ブラインドシェード 電子シェード」と命名されたサンシェードは、手動もしくは電動で透明、遮蔽を素早く切り替えることが可能な次世代サンシェード。そのほか、クリーンコーティング技術で光を制御する「光制御フィルム」、内装向けで成形と意匠の自由度が高い「加飾フィルム」などを披露。

クルマの生産工程に寄与する技術としては「DNP粘着フィルム」があり、たとえば接合が難しいとされるCFRPとスチールなど、異種材料でも強力な接着が可能なタイプを紹介していました。ほかにも、金属とオレフィン系樹脂との接着に強みをもつ「DNP熱溶着フィルム」などもあります。

 

こうした技術展で紹介されている技術には、すでにクルマに採用されているもの、今後採用されると思われる参考出品もあります。DNPは主に、クルマのフィルムや内装、工程に強みがあり、ユーザーインターフェイスなどに還元されます。

(文/写真 塚田勝弘)

 

多彩な「フィルム」でクルマを変える大日本印刷の技術 【オートモーティブ ワールド2017】(http://clicccar.com/2017/01/23/438957/)