妻夫木聡(左)と満島ひかり(右)

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ミステリー文学界の魔術師・貫井徳郎による第135回直木賞候補作を映画化した『愚行録』のジャパンプレミアが1月22日に新宿ピカデリーで行われ、妻夫木聡、満島ひかり、小出恵介、臼田あさ美、松本若菜、中村倫也、眞島秀和、濱田マリ、平田満、石川慶監督ら総勢10名のキャスト&監督が来場した。

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理想的なエリートサラリーマンとその妻、娘を襲った一家惨殺事件の真相を追い求める週刊誌記者・田中が、関係者の証言を集めるうちに浮かび上がったのは、理想的と思われていた姿とはかけ離れた姿だった……という内容の本作。本編上映後、後を引きずるような余韻が会場を包み込む中、田中役の妻夫木は、「楽しんでいただけましたか? と聞けるような題材ではないんですけども、この愚行をみなさんも味わっていただけたんじゃないかなと思います」と挨拶。

さらに妹・光子役の満島も「できあがった作品を見て、すごく美しい作品だなと思いました。物語についてはいろいろとあると思うけど、たくさんの人の細かい表情が見られて。いい作品だなと思いました」と続けた。そんな満島との共演について妻夫木は、「ひかりちゃんとは何回も共演しているし、兄妹役も初めてではないので、まとわなくていいものがある。お互いの中にガッチリとつかまれている何かがあるので、そういう役作りを考えずに現場にいれたのが救いでしたね」と振り返った。

本作のメガホンをとったのは、ロマン・ポランスキーを輩出したポーランド国立映画大学で演出を学んだ新鋭・石川慶監督。「石川監督は俳優の話もきちんと聞いてくれて。こんなに丁寧な監督はどういう映画を撮るのだろうという期待と不安が入り交じっていました」と振り返った満島は、「それで妻夫木さんにメールで『不安もあるけど、なんか面白い気がするので頑張ります。愛してるよ』と送ったら、妻夫木さんから『愛してるよ』と返事が返ってきました」と笑顔。「そういうメールを交換していましたけど、決して監督のことを悪く言ったわけではないですよ」と付け加えた。

そしてこの日は本作のタイトルにちなみ、「2017年初(かそれ以前)の愚行」について質問された登壇者たち。満島は、過去に参加した映画の舞台挨拶の時を「5〜6年前はこういう(無愛想な)顔をしてしか写真に写っていなかった」と振り返ると、「でもある時、妻夫木さんに舞台袖で『あのね、マスコミの人も毎日いろんな取材をしていて疲れているの。決して怒っているわけじゃないし、ちゃんと写真を撮りに来ているわけだから。ちゃんと大人として対応しなきゃだめだよ』と怒られたことがあります」と明かした。

一方、小出は、臼田が今月14日にロックバンドOKAMOTO'Sのドラマーであるオカモトレイジとの結婚を発表したばかりであることを踏まえ、「この間、映画の宣伝で臼田さんと一緒にテレビに出たんですが、その時に『結婚しますよ』と言われて。その2日後に結婚が発表されたんですけど、なんであの2日間で(自分が)プロポーズしなかったのかと。僕は悔やんでおります」とジョークを交えて発表。妻夫木からは「プロポーズしてたら愚行だったけどね」とちゃかされるなど、会場は笑いに包まれた。

『愚行録』は2月18日より全国公開となる。