中村修二氏と考えた通信速度1000倍の「Li-Fi」動画配信

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スマホにプロジェクターが搭載され、4Kの動画を壁に投射できるとなると、今度は通信速度が問題になるはずだ。4K映像を送受信するには、現在の4GやWi-Fiでは回線速度が遅い。しかし中村氏は「この問題も光の技術で解決可能」と話す。(構成/フリージャーナリスト・夏目幸明)

光技術が進化すればWi-Fiの
100〜1000倍の速度を実現!

板東 もしスマホで4K画像を送受信することが当然の時代が来たら、通信速度が問題になるでしょう。『フレッツ光』などの光回線に加入していれば、自宅のルーターまでは高速で通信が可能です。しかしその先の無線LANやWi-Fiは、4K動画のやりとりまではできませんから。

中村 そこで、LEDや半導体レーザーでできた白色光を使った「Li-Fi」という技術が研究されています。光回線に繋がった照明が、人間の目には見えない光の明滅で、ネット上の情報をスマートフォン頭角デバイスに送るのです。デバイスには光センサーが搭載されていて、これを感知します。この「Wi-Fi」ならぬ「Li-Fi」という技術を使えば、現在のWi-Fiの100〜1000倍の速さで通信ができるようになります。

(注:Li-Fiは壁を通らないため、屋外から通信を傍受される心配はないが、各部屋にLi-Fi用の照明を用意する必要があるなど、メリット/デメリットがある)

板東 100〜1000倍ですか!通信のボトルネックがなくなれば、スマホで4K映像を撮影し、Li-Fiで通信し、別の場所にいる人がリアルタイムで楽しむ、といったことも可能になりますね。すると例えば、国際会議や国際イベントも、バーチャルな空間に人が集まる、といった未来も描けます。

中村 ぜひ、実現してください。

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