孫は娘の子。近親相姦を繰り返したカナダの男(出典:http://www.cbc.ca)

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思わず身震いするような近親相姦の話題がカナダから飛び込んできた。8人の子を持つ父親が幼い娘たちとの性的関係を長年続け、その挙句に娘は妊娠。父親の子を3人も出産したという。

カナダ・ ケベック州のヴァル=デ=モンでこのほど、ジャック・ルサージュという79歳の男が近親相姦、性的虐待および暴行の容疑で逮捕・起訴された。娘たちが警察に被害を訴えて初めて事件が明るみに出たもよう。長女のルーシー・ルサージュさん(53)は8歳であった1971年から32年にわたり強姦の被害にあっており、父親の子を3人も出産。最初の赤ちゃんを産んだのは、驚くことに13歳の時であったという。また次女のナタリー・ルサージュさん(49)は父親によるいかがわしい行為は5歳から始まり、8歳から強姦が始まったとしている。

ルーシーさんの訴えには反省の色を見せたものの、次女ナタリーさんと三女シャンタル・ニッペンバーグさん(45)については、性的接触の覚えはない、2人だけになったこともないなどと否定していたジャック。近親相姦という許し難い行為についても「妻は不倫していた。そのためルーシーはよその男との間に生まれた子だと思っていた」などと反論した。

13日、ガティノーの裁判所でジャック側から明らかにされたのは、彼が幼い頃に体験した苦悩に満ちた過去であった。きょうだいが15人という家庭環境の中で育ったジャックは父親による家庭内暴力にさらされ、モントリオールにあるカトリック系の孤児院に送られると、そこで同性愛者の聖職者に強姦されたという。

性的虐待および強姦事件の被害者はプライバシー保護のため身元が明らかになることを望まないものだが、今回の件では原告である被害者らが「加害者とともに名前を公表して欲しい」と要求。ルーシーさんの3人の子供のうち2人はDNA検査でジャックの子であることが確認されており、断固とした態度で狂気の父親に対する厳罰を求めている。稀にみる近親相姦の裁判だとして世間の注目は大きいもようだ。

出典:http://www.cbc.ca
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)