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Foxconnのテリー・ゴウ会長は、現地時間1月22日、アメリカ国内に70億ドル(約8,000億円)以上を投じてディスプレイ工場を設置する計画があることを明かしました。先に報じられている、iPhone向けの有機ELディスプレイ(OLED)製造計画との関係は不明です。

Foxconn、アメリカにディスプレイ工場を設置へ!投資額は8,000億円以上

Foxconnによるディスプレイ工場の設置計画は、アメリカの州政府あるいは連邦政府との、土地や電力、インフラなどの投資条件に関する交渉によって変更される可能性がある、とゴウ会長は語っています。
 
Foxconnとシャープは、iPhone向けの有機ELディスプレイ(OLED)を中国で製造する工場を設置する計画が報じられていますが、アメリカに設置する工場で製造する製品の内容は現時点では不明です。
 
Foxconnは、中国などからの輸入品に関税を課す計画を語る、ドナルド・トランプ新大統領の保護主義的な政策の影響を警戒していました。

ソフトバンク孫社長の電撃公開に驚いたゴウ会長

ゴウ会長によると、アメリカへの工場設置計画は数年前から検討していたそうです。
 
しかし、昨年12月、ビジネスパートナーで友人でもあるソフトバンクの孫正義社長が、就任前のトランプ新大統領と会談した際、Foxconnがソフトバンクと一緒にアメリカ国内に投資する計画として公開されたのには驚いたようです。
 

 
ゴウ会長は、孫社長からアメリカ国内への投資の可能性について意見を求められて、「アメリカにはディスプレイパネル製造工場がないが世界第2のテレビ市場であり、投資額は70億ドル以上、3万〜5万人の労働者が必要」という見通しを話したそうです。
 
しかし、「プライベートなものだと思っていた」会話が「翌朝には公開されていた。そんな計画はあったが、あくまでも希望であり約束のつもりではなかった」と、当時の戸惑いを明かしました。
 
Foxconnは、孫社長の計画について、「具体的に決定したことではない」というコメントを発表していました。

Foxconnの軸足は引き続き中国

ゴウ会長は、中国でも有数の雇用主であるFoxconnは軸足を中国に置き続ける、とも語っています。中国には、同社のiPhone工場によって地域経済が成り立っている「iPhoneの町」が存在します。

 
 
Source:Reuters
(hato)