サポーターの前で挨拶するMF家長昭博

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 30歳のチャレンジだ。大宮から完全移籍で川崎フロンターレに加入したMF家長昭博は「30歳を迎えて、また挑戦したかった」と、移籍を決断した理由を語った。

「(中村)憲剛さんは36歳でMVPを取った。自分も30歳を超えて、また成長するために、フロンターレという攻撃的な特徴のあるチームに来ようと思った」

 今年6月に31歳を迎えるレフティーは、自分自身のさらなる進化だけを考えている。「憲剛さん、大島(僚太)選手など、見習う選手がたくさんいる」と、年下の選手の名前も挙げ、貪欲に吸収していく姿勢を強調した。

「対戦していても、川崎の選手はパス回し、トラップ、ポジショニングが細かくて、正確。この年齢になると身体能力はもう伸びないと思うけど、パスやトラップ、ポジショニング、ボールをもらう動きはもっと成長できると思っている」

 すでにチームは宮崎キャンプをスタートさせており、「練習から細部にこだわってやっている」と、川崎F流のトレーニングに刺激を受けている。「ポジションが近いので、憲剛さんのプレーを見て学んでいるし、これから試合があれば、試合で学ぶこともあると思う」と意欲的だ。

 2月25日の開幕戦の相手は大宮。昨季までホームとしてプレーしていたNACK5スタジアム大宮に敵として乗り込むことになる。とはいえ、「因縁はないですよ。ただ、移籍しただけですから。サッカー界で移籍はよくあること」と、過剰に意識することはない。

 新体制発表記者会見では1217人のサポーターの前で「パーソナルな紹介を自分でしようと思います」と切り出し、「よくサポーターの方からは“あまりしゃべらへん、笑わへん”と思われますが、茶目っ気たっぷりのよく話す関西人なので、気軽に話しかけてください」と笑顔でアピール。場内の笑いを誘うと、「ちなみに好きな食べ物はバナナです」と、川崎Fのスポンサーで、バナナやパイナップルで有名な食品大手「ドール」にちなんで自己紹介し、さっそくサポーターの心をつかんでいた。

(取材・文 西山紘平)


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