かねてより統計データの信ぴょう性に対する疑問がしばしば出されてきた中国において先日、遼寧省が発表した2011−14年の経済統計に「水増し」があったことが明らかにされた。この情報に驚きよりも「やっぱり」という感想を持った人は中国の内外を問わず多かったかもしれない。(イメージ写真提供:123RF)

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 かねてより統計データの信ぴょう性に対する疑問がしばしば出されてきた中国において先日、遼寧省が発表した2011-14年の経済統計に「水増し」があったことが明らかにされた。この情報に驚きよりも「やっぱり」という感想を持った人は中国の内外を問わず多かったかもしれない。

 「敏感」な問題ゆえに、中央政府も静観するわけにはいかない。中国メディア・今日頭条は21日、今回の問題に対して寧吉竽・国家統計局長が国レベルの統計データの信頼性を強調するコメントを発表したことを報じた。

 記事は、同局長が「国家統計局では一連の措置を取って国民経済の計算における制度、方法、科学性を徐々に高め、統計データの信頼性を保証している。総じて、全国の統計データは真実であり信頼できるものだ」と説明したことを紹介。さらに同局長が「一部の地方、一部のデータに存在する偽装問題は、発見ののち断固ととして止めさせる。法律法規に基づき処理し、決して手を緩めない」とし、同局が今後もデータの質の保証、法律に基づいた不正行為の抑止に努めると表明したことを伝えた。

 国の統計データを扱う機関の長によるコメントに対して、中国のネットユーザーからは「全国のみんなが笑っている。もうすぐ春節。この文章は(春節の特番で放送される)喜劇よりもおもしろい」といったコメントが寄せられている。

 統計局長がわざわざ「国のデータは信頼できる」と強調するのも、一部ネットユーザーから皮肉めいたコメントが飛び出すのも、やはり「中国の統計データは怪しい」というイメージが国民の間にも定着してしまっているからと言えるだろう。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)