テープ起こしとは何か?

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出版においてテープ起こしという作業があります。地味ではありますが、出版作業を下支えする重要な作業です。

テープ起こしとは?

テープ起こしとは録音されたインタビューや対談などの素材を文字に起こしてゆく作業をいいます。聞いた内容をそのまま文字に起こすベタ起こしという作業のほか、きちっと構成を整える作業がともなうこともあります。基本的に同じ内容を何度も往復して聞き返す必要があるので時間がかかります。

イコールの時間ではない

例えば1時間のインタビュー素材をテープ起こししていくにあたっては、どんなに早い人でも2倍から3倍の時間がかかります。慣れていない人だとさらに多くの時間がかかるでしょう。現在ではデジタルデータなどで音声を収録する場合もあり、そうしたデータの場合は、音質をほとんど変えずにスピードを落として聴くことができます。そうしたデータの場合は多少、作業効率が早まりますが、それでも作業自体に時間がかかることは変わりありません。

手軽なバイト?

テープ起こしは主婦などの内職として昔から人気があります。ですが、そうしたテープ起こし専門の業者は、金額も時間もかかるといわれています。そのため出版業界などでは、テープ起こしをやる人間は、新人の編集者や、あるいはまわりの人間に単発のアルバイトとして頼むことが多いようです。例えば、ロックのミュージシャンのインタビュー原稿をテープ起こしする場合に、専門の業者に依頼するよりも、そのミュージシャンを知る人間の方が固有名詞がわかりやすいといった事情があります。
最近では、ゆっくり話せば音声を文字起こしできるソフトもあり、そのうち、純粋な文字起こしの仕事はなくなっていくのかもしれません。