中国経済の急激な成長は中国の国内総生産(GDP)の推移を調べれば簡単に理解できるが、中国の都市別GDPについて調べると、中国経済の成長の「別の一面」についても知ることができるようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国経済の急激な成長は中国の国内総生産(GDP)の推移を調べれば簡単に理解できるが、中国の都市別GDPについて調べると、中国経済の成長の「別の一面」についても知ることができるようだ。

 中国メディアの楽居はこのほど、中国広東省の仏山市と広州市の2015年における域内総生産を足した額はタイのGDPに匹敵すると説明しており、両市はいまや「東京、ニューヨーク、ロンドン」のGDPを射程圏内に捉えたと論じている。

 仏山市と広州市は互いに隣接する都市だが、記事は両市の15年のGDPの総和がタイのGDPに匹敵するほど大きくなったと説明。また両市のGDPは毎年着実に増加していることから、両市のGDP総和は「3兆元クラブ」までわずかあと一歩のところまで来ていると説明。記事は、この3兆元クラブには東京、大阪、ロンドン、ニューヨーク、フィラデルフィア、ワシントンなどの都市が含まれていると紹介した。

 さらに記事は、購買力平価(PPP)で仏山市のGDPを換算した場合、福岡市に匹敵する規模になると指摘。福岡市は日本のハイテク機器や自動車関連産業等の加工組立産業基地であると説明し、仏山市は福岡市と同一水準にある「製造業強市」であることを示すと論じた。

 また、広州市と仏山市の「1人当たりGDP」について表を用いて説明、広州市はスペインのレベルに対してもう一歩という段階であり、仏山市はチェコを上回っている指摘。中国は国だけでなく、各都市も順調に成長を続けており、将来的に東京や大阪だって射程圏内であると主張している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)