缶を開けるのが苦手な人でも簡単。「CANGAL プルタブオープナー」(2万4386円)

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 握力が弱くなった高齢者やネイルを楽しむ女性だけでなく、缶を開けるのが苦手な人や、苦労する人は多い。そんな悩みを解消できると注目を集めているのが、このハイヒール形のプルタブオープナー「CANGAL プルタブオープナー」(2万4386円)だ。

 考案した石田製作所(新潟県三条市)は、1949年(昭和24年)の創業以来、精密な金属機械部品を製造している。

 プルタブオープナー、すべてがハンドメイド。長年培ってきた金型製造・プレス加工・曲げ・溶接といった精密板金加工に加え、iPodの背面を鏡面研磨したことで有名な「小林研業」から指導を仰いだという研磨技術を施して完成。

 さらに、プロのネイリストが1つずつ装飾やデザインを施すため、注文から2週間ほどかかる。誕生石を使用するなどの、オリジナルデザインもオーダーできる。この商品の誕生は、今から6年前。リーマン・ショックで業界全体が冷え込む中のこと。

「三条市の製造技術を、フォーミュラニッポンのレーシングカーや自動車整備工具の製造につなげようという試みに際し、F1カーを型取った缶のプルタブオープナーを開発し、持参したんです」

 と話すのは、同社専務の石田康史さん。レースクイーンやキャンペーンガールに使用してもらったところ、「ネイルを傷つける心配なく缶が開けられるのは便利だけど、角があって痛い」「金属なのでバッグや携帯が傷つくから持ち歩けない」などの意見が多かったという。

「最初は男性社員のみで作っていたため、“カワイイ”からは程遠いものでしたが、ファッション誌を読み、女性社員や知り合いのネイリストに意見を求めるなど研究を重ね、若い女性に偏らず、幅広い年代の女性に好まれるハイヒールに決定。“シンデレラのガラスの靴”をモチーフに、ヒールの高さや曲線、全体のバランスなどをとことん追求。約半年後に、ようやく納得できるデザインにたどり着いたのです」(石田さん)

 材質はすべて耐久性の優れた“SUS304”。これは、洋食器などにも使用される錆びにくいステンレス鋼で、強度があるため、何度使用しても折れることがない。

 スワロフスキーなどを施したことで、実用的なうえにアクセサリーとしての美しさも加わり、プレゼントとしても人気を得ている。

※女性セブン2017年2月2日号