日本精工(NSK)は、電気自動車(EV)に適したインホイールモータを小型化する技術「変速機付きホイールハブモータ」の実証試験を、世界で初めて実施しました。

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自動車の電動化に適した駆動形式として、インホイールモータが注目されています。自動車の車体構造に依存せず、様々な駆動形式に対応できるインホイールモータは、パワートレイン部品の削減による車体の軽量化、ホイールごとの駆動力制御、室内空間の拡大というメリットが期待されています。

しかし、インホールモータで車両を走行させるには、大きな駆動トルクと、十分な最高速度を両立するために、モータを大型化しなければいけないという課題があり、実用化の壁になっていました。

そこでNSKでは、インホイールモータを小型化する「変速機付きホイールハブモータ」を開発し、過去の展示会などで展示していましたが、今回の実証試験で前輪の車軸ハブに「変速機付きホイールハブモータ」を内蔵して、ハンドル操作で前輪の向きを変えながら、速度を変速して走行できることを実証しました。

NSKでは、今回の「変速機付きホイールハブモータ」を構成している減速機内蔵ハブ軸受ユニット、ワンウェイクラッチユニット、ミニアチュアケージ&ローラ軸受、耐電食軸受などの部品の商品化を目指すとしています。早期に「変速機付きホイールハブモータ」が実用化されることが期待されます。

(山内 博・画像:NSK)

インホイールモータを小型化する、変速機付きホイールハブモータの世界初の実証試験を日本精工が実施(http://clicccar.com/2017/01/22/433747/)