21日、TBS「バース・デイ」では「甲子園を沸かせプロ入りした男たち 壮絶な第2の人生」と題し、中日ドラゴンズに所属した元プロ野球選手・瀬間仲ノルベルト氏の現在を伝えた。

高校時代にブラジルから日章学園に野球留学した瀬間仲氏は、2002年の甲子園で特大ホームランを放ち、一躍その名を広めると、その年のドラフトで中日から7位で指名を受けてプロ入りを果たした。

だが、プロ入り後は思うような結果を残せず、僅か3年、21歳で戦力外通告を受けた。瀬間仲氏は、当時の様子を「苦しいですね。自分が野球できなくなるイメージは一度もしなかったのに突然戦力外を受けて頭の中は真っ白でした」と振り返る。

それでも日本での成功を夢見た瀬間仲氏は、仕事の当てもなかったが、ブラジルには帰らず。そんな彼を心配してブラジルからやってきた姉・シルビアさんと日系ブラジル人が多い群馬県大泉町に住み、語学学校のスタッフとして働いていた。

そんな折、瀬間仲氏は、17歳までブラジルで生活し彼の両親に世話になっていたという女性と出会う。その女性は、恩返しとして苦労する瀬間仲氏を自分の家に同居させ、現在に至る。

「本当に歓迎してくれて最高でした。嬉しくて」という瀬間仲氏は、その女性とブラジル料理店「カミナルア」を運営し、フロアを担当。シュラスコをメインとするブラジル料理店が多い中、「カミナルア」ではブラジルの家庭料理「パステル」をメインに据え、人気を博しているという。

また、今年に入ってから少し遅目の大掃除をした瀬間仲氏は、中日時代のユニフォームを発見。引退から11年、久々にユニフォームを着ると、姉のシルビアさんは「あの時インターネットとかあまりなかった。日本来てから(ユニフォーム姿を)見たことない」と涙を流し、同氏も「家族に見せたかった。野球をしている姿とか」と目に涙を浮かべたが、現在の環境を「自分達で店を作ったり、色々考えたりしてお客さんがいっぱい来てくれて、広がっていけるというのはすごい幸せ」と笑顔を見せた。