食事改善で病気を防ぐ。管理栄養士監修の「ミネラル不足チェック」

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“病気になったら病院へ行く”というスタイルが現代の日本医療の仕組みですが、“病気にならないようにするための場所”はまだ少ないのが事実。

しかし、昨年末に“未病をケア”するための管理栄養士が常駐している施設がオープンされました。中野区の都立家政にある“ホリスティキュア栄養ケアスタンド”

ここでは、体内のミネラルバランスや有害金属の蓄積をチェックし、管理栄養士による栄養アドバイスを受けることができるとのこと。また、提携クリニックでは医師による栄養のケアが受けられるそうです。

しかし基本的には“普段の食べ物から体質改善”を勧めているとのことで、今後こういった未病ケアの施設が少しずつ増えれば、自分の力で健康管理をしていく世の中になっていくかも知れませんね。

鉄、カルシウム、亜鉛、マグネシウムなどのミネラルが不足することにより、免疫力の低下や、疲れやすくなったり、代謝が下がったりします。

具体的なデータは機械で測定しないと分からないのですが、気になる方のために今回は管理栄養士である筆者が監修した“自分でもできるミネラル不足の簡易チェック”をご紹介します!

■10秒でできる簡易ミネラル不足チェック

・疲れやすい

・風邪をひきやすくなった

・顔色が悪い

・薄毛が気になってきた

・甘いものやジュースをよく摂取する

・お酒を週に3回以上飲む

・肌荒れしがちである

これらに2つ以上当てはまる方は、ミネラル不足の可能性があります。普段の食事からミネラルを意識してとるようにしましょう。

■ミネラルを効率的にとる方法とは?

ミネラルはカルシウム、鉄、亜鉛、マグネシウムなど様々なものがありますが、野菜や穀類だけでなく肉や魚(特に牡蠣などの魚介類)、卵など動物性の食品に多く含まれています。

サンドイッチ、ラーメン、パスタなど炭水化物を多く含む食品の単品メニューだと不足しやすいので、定食スタイルでたんぱく質を含む食品をとるように意識すると良いでしょう。

【参考】

未病を治す「ホリスティキュア 栄養ケアスタンド」を体験レポート - 美容経済新聞

【画像】

※ Rawpixel.com / shutterstock

【筆者略歴】

食育子

管理栄養士。学生時代に太っていた事がきっかけで食に興味を持ち、管理栄養士の道へ。病院栄養士の経験を経て独立。現在は栄養専門学校講師やラジオMCなどを務める。