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桐谷美玲さんやピコ太郎さんの登場で盛り上がった発表会の模様を紹介!

ソフトバンクおよびウィルコム沖縄は18日、都内にて発表会「Y!mobile 2017 Spring」を開催し、Android Oneスマートフォン(スマホ)「Android One S1」(シャープ製)および「Android One S2」(京セラ製)などの新製品とともに学生向け割引施策「ヤング割」や「Pocket WiFi学割」、さらにY!mobile契約者を対象としてYahoo!プレミアムの利用料を無料とする「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」などを発表しました(対象となるプランなどは後述)。

また発表会には2016年末に「ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)」で一大旋風を巻き起こしたピコ太郎さんや女優の桐谷美玲さんがゲスト登壇し、往年の名曲「ヤングマン」をテクノアレンジしたTVCMソングとともにコラボダンスを披露するなど大変な盛り上がりを見せました。

仮想移動体通信事業者(MVNO)を含めた格安スマホ市場の中でも一際勢いを感じさせるY!mobileが2017年春に向けて打ち出す施策とは一体どのようなものなのでしょうか。発表会の模様とともにまとめてご紹介します。

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プランはシンプルに、ダンスは派手に!


■勢いを増す格安スマホ市場とY!mobileのシェア
プレゼン冒頭で登壇したのはソフトバンク執行役員 プロダクト&マーケティング統括 Y!mobile事業推進本部 本部長を務める寺尾洋幸氏。ブランドビジョンである「インターネットの生み出す楽しさや便利さをみんなの手元に届けたい」をスクリーンに掲げつつ、同ブランドのMVNO市場におけるシェアの拡大とスマホ販売台数の増加について説明しました。

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Y!mobileの成長と市場の醸成に自信を見せる寺尾氏


Y!mobileの成長については「積極的な広告展開などで認知度の向上ができた」と語り、格安スマホ市場では約4割のシェアを獲得したと解説。スマホ販売台数も前年同四半期比で2.5倍の成長になったと語りました。

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通話とデータ通信料金全て込みで12ヶ月間月額1,980円になる「ワンキュッパ割」キャンペーンなど、テレビCMを使用した積極的な広告展開が功を奏した形


また2016年のスマホ総合満足度No.1に選ばれた点については「サービスやサポートの品質が認められた」と述べ、2月1日からは通話回数無制限や故障交換サービスに加えてスマホデビューサポートといったサポート面の充実も図り、さらなるサポート品質の向上をめざすと語りました。

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純粋なMVNOサービスと比較して高いサポート品質を確保しているのもY!mobileの魅力


■Yahoo!プレミアムが無料に!eコマースとの連携を強化してサービス面のメリットを打ち出す
サポート体制の充実に加え、今回打ち出してきたのはサービス品質に関する強化です。「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」の名称で、Y!mobile契約者を対象にこれまで月額462円(税抜)が必要だったYahoo!プレミアムを無料化すると発表しました。

対象となる契約プランはスマートフォン向けの「スマホプランS/M/L」とタブレット向けの「データプランS/L」で、既存ユーザーも対象となります(適用にはY!mobile契約の電話番号とYahoo! JAPAN IDの連携が必要)。

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各種割引や無料サービス、補償特典の充実などプレミアム会員の恩恵は思いのほか大きい


またYahoo!ショッピングとの連携もさらに推し進め、これまでY!mobile契約者はYahoo!ショッピングのポイントが2倍だったところを5倍に強化。さらに2月1日から3月31日の期間、ポイントが合計10倍になる「“ワイモバイル”スマホ契約者なら2〜3月お買物ポイント+5倍キャンペーン」や月額500円のオプションサービス「Enjoyパック」の適用などで最大ポイント17倍になる施策を実施します。

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「Yahoo!プレミアム for Y!mobile」適用対象者であれば常時5倍となるのは大きなメリット


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Yahoo!ショッピングとの強力な連携はY!mobileの強みの1つになるだろう


■Android One端末の充実で取扱スマホでも他社と差別化
端末ではGoogleが「スマホのリファレンスデザイン」として提唱する「Android One」端末を2機種発表しました。メインストリーム向けのシャープ製のAndroid One S1とエントリー向けの京セラ製のAndroid One S2です。

どちらも機能や性能はシンプルに抑えつつOSのアップデートやセキュリティ機能のアップデートを保証した機種となり、2月から3月の発売となります。それぞれの機種の詳細については以下の記事などをご参照ください。

ソフトバンク、Y!mobile向けに新しいAndroid Oneスマホを2機種発表!シャープ製「S1」は2月下旬、京セラ製「S2」は3月上旬に発売予定
ソフトウェアはシンプルに、ハードウェアは頑丈に!OSやセキュリティーのアップデートが保証されたワイモバイル向けスマホ「Android One S2」を写真で紹介【レポート】


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Android One S1(左)とAndroid One S2(右)


これまでY!mobileではiPhone 5sの取扱などを大々的に発表し、女性ユーザーの獲得などに力を入れていますが、昨年7月に発売されたシャープ製「Android One 507SH」で新たにAndroidスマホの販促も強めている雰囲気があります。

元々、同社では「Nexus 5」でAndroidスマホの販売シェアを非常に高めていましたが、昨年末にはそれまでSoftBankで販売していた「Nexus 6P」も販売開始するなど、再びAndroidにも力を入れてきている印象です。

今回の発表会でもiPhoneの名前は一切登場せず、Androidスマホの市場シェア向上についての言及などに徹し、ゲストにグーグル Android/Google Play 担当副社長を務めるジェイミー・ローゼンバーグ氏を迎えるなどAndroidスマホ市場で存在感を出したい狙いがあると思われます。

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グーグル Android/Google Play 担当副社長 ジェイミー・ローゼンバーグ氏


登壇したローゼンバーグ氏は「Y!mobile取扱店などで『Google Androidアンバサダープログラム』を展開し、店頭でさまざまなサポート提供していく」と語り、より積極的にサポートと販促に力を入れていく点に言及。はじめてスマホを持つ方や機種変更、MNPなどで不安を感じている利用客へマンツーマンでの接客を行うとしています。

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OSのアップデート補償や余計なアプリが入っていない「プレーンなスマホ」という部分に惹かれる消費者は少なくない


このほかモバイルWi-Fiルーターの「Pocket WiFi 603HW」やタブレットの「MediaPad T2 Pro 606HW」、そして音声特化端末としてストレート型ケータイ「603SI」といった新機種も投入し、スマホ以外のラインナップも隙なくカバーしています。それぞれの機種についての詳細は以下の記事をご参照ください。

ソフトバンク、下り最大612Mbpsに対応した新モバイルWi-Fiルーター「Pocket WiFi」を発表!SoftBank向け602HWとY!mobile向け603HWを2月中旬に発売
ソフトバンク、Y!mobile向け4G対応10インチAndroidタブレット「MediaPad T2 Pro 606HW」を発表!SoftBank向けと同じく3月上旬に発売予定
ソフトバンク、Y!mobile向けにVoLTE対応ストレート型ケータイ「603SI」を発表!今夏以降に発売予定で、OSはAndroidをベースに


■複雑な条件の一切ない「ヤング割」で大手MNOに対抗
このほかの施策としては学生(18歳以下)を対象とした「ヤング割」と「Poket Wifi学割」、スマホ操作のサポートなどを対象とした「スマホデビューサポートキャンペーン」などを実施します。

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マスコットキャラ「ふてニャン」を起用したCM効果も高そうだ


ヤング割は18歳以下を対象にしたキャンペーンで、スマホプランS/M/Lの基本使用料が2年目(契約月を1ヶ月目とし14ヶ月目)から1年間毎月1,000円割り引きされ、最大1万2,000円割引となるもの。2年目からという少々変わったキャンペーンですが、スマホプランSを契約している場合「ワンキュッパ割」と併用することで2年間基本使用料が1,980円になるという仕組みです。

Pocket WiFi学割は25歳以下を対象にしたキャンペーンで、「Pocket WiFiプラン2」のオプションサービス「アドバンスオプション」(月額684円)が3年間(37カ月間)無料で利用できるというものです。これにより「Pocket WiFiプラン2」を3年間(37カ月間)毎月3,696円で月間データ通信量の上限なく利用できるようになります。

さらに、スマホデビューサポートキャンペーンはスマホの操作方法などに関する質問に専用窓口にてオペレーターが対応するサービスを最大3カ月間無料で利用できるというもの。利用には「初めてのスマホ契約」である点や「受付期間中にスマホプランS/M/Lのいずれかに加入すること」、さらに「受付期間中に“ワイモバイル”の携帯電話取扱店で本キャンペーンに申し込むこと」などの細かな条件が付帯するため、利用したい場合は店頭などで条件の確認を行いましょう。

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寺尾氏も「固定電話契約や家族加入など難しい条件は一切ありません」と語気を強め、大手移動体通信事業者(MNO)との差別化を強調していた


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25歳以下という緩めの年齢制限が使いやすそうだ


■「MVNO以上、大手MNO未満」な丁度良さを感じさせるシンプル戦略
Y!mobileというブランドの前身はEMOBILE(イー・モバイル)やWILLCOM(ウィルコム)であり、無線事業免許を持つという意味ではMNOに分類されるべきですが、ソフトバンクが「格安SIMブランド」として展開する以上、その主戦場はMVNO寄りにならざるを得ません。しかし業態の違いなどから価格面での勝負ではどうしてもMVNOよりも割高になり、数字での真っ向勝負では勝ち目がありません。

一方で本体であるSoftBankやNTTドコモ、auといった大手MNOに対しては十分な価格メリットを打ち出せるため、比較的フットワークの軽い戦略が取れます。

今回の発表会でも料金施策では複雑な割引条件などがあまりないシンプルで分かりやすい発表が多く、パッと見た数字がそのまま適用されるという点で一般層への訴求力は十分に高いと感じられました。

また新端末についてもAndroid Oneという「Googleお墨付き」とも言える端末の追加投入によってより明確に「シンプルで安全なスマホ」のイメージを定着させ、低料金プランと組み合わせることで非常に手軽且つスマートにスマホを利用できる印象を与えています。

サービスやサポート面でも一層の充実を図り、ますます「隙のないキャリア」の印象が強くなったY!mobile。MVNOよりも安定した通信環境がありサービスやサポート体制も充実していて大手MNOよりも安くて分かりやすい。そんな「ちょうど良さ」を武器にした戦略が高い顧客満足度につながっているように思われます。

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大手MNOともMVNOとも違う「ちょっと変わったキャリア」のブランド戦略は今年も話題を呼びそうだ






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