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世界最大の家電見本市「CES 2017」では複数のWi-Fi機器の間で時間軸を同期させることが可能な技術4Kディスプレイを3枚も搭載する化け物ゲーミングノートPCなど数々のガジェットが発表されていましたが、女性向けのガジェットも多く展示されていました。その中の1つが、ヒールの高さを調節したり、靴底の温度をコントロールできるZhor-Techのスマートハイヒール「Digitsole heels」です。

Are ‘smart’ high heels brilliant or terrible? - The Verge

http://www.theverge.com/2017/1/9/14215686/digitsole-smart-high-heels-customizable-shoe-ces-2017

Digitsole heelsはBluetoothでスマートフォンと接続してコントロールが可能というもので、靴底の温度を調整できるタイプと、ヒールの高さを調整できるタイプの2種類があります。これがヒールの高さを調整できるタイプで、ヒールの先端が金属になっています。ヒールの高さは1.7インチ(約4.3cm)から3.1インチ(約7.8cm)までで調整可能。高いヒールの靴を履いていて足を痛めてしまった女性も多いはずなので、足が痛くなったらスマホのボタンをタップしてヒールを低くできる、というのは便利です。



そしてこっちが靴底の温度を調整できるタイプ。靴底の温度を調整できるスニーカーは既にDigitsoleというブランドから登場しており、スニーカーに続いてハイヒールが登場した形です。高さ調節機能のついたDigitsole heelsはやや無骨なデザインでしたが、温度が調節可能なタイプは通常のハイヒールとあまり変わらないデザインとなっています。



いずれのDigitsole heelsも充電が必要で、温度調節が可能なタイプはワイヤレス充電に対応していますが、高さ調節のタイプは靴底にMicro-USBポートがあるとのこと。1度の充電で4日間使えるそうです。



このほかにZhor-Techが開発している技術は以下から確認できます。

Zhor-Tech - Smart Shoes Technology - Innovative Shoes

http://zhortech.com/smart-shoes-technology/



Digitsoleの靴を履いて移動した距離・場所や燃焼カロリー、体温の変化などがトラッキングできるのはもちろんのこと……



走ったり歩いたりする時の衝撃の有無を検知して、靴底がすり減っているかどうか、靴を交換すべきかどうかも解析してくれます。



どんな環境でも足先を温かく保ってくれ……



体重のかかり方をリアルタイムで検知でき、トレーニング中の負荷を減らしたり、ケガを回避したりも可能。



なお、CES2017では、この他にもL'Orealがスマート・ヘアブラシを、HiMirror Plusが肌の問題点を教えてくれるスマート・ミラーを出品していました。