「黒執事 Book of the Atlantic」が公開

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 人気テレビアニメ「黒執事」の劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」が1月21日、全国105館で公開され、声優キャストの小野大輔、坂本真綾、諏訪部順一が東京・新宿バルト9での舞台挨拶に立った。

 アニメ「黒執事」は、枢やな氏の人気漫画を原作に、名門貴族ファントムハイヴ家の執事セバスチャン・ミカエリスが13歳の主人シエル・ファントムレイヴとともに、「英国の番犬」として英国女王から裏社会の汚れ仕事を請け負うダークファンタジー。原作の人気エピソード「豪華客船編」をアニメ化する劇場版は、シエルとセバスチャンが死者蘇生の噂を調査すべく、豪華客船「カンパニア号」に乗り込む。

 原作漫画は昨年10周年を迎え、アニメシリーズも今年で9年目に突入する。長年ファンに愛されてきたシリーズで、座長を務めてきたセバスチャン役の小野は「集大成とも言えるような劇場版になっていると思います。『黒執事』が持つ魅力、エンタテインメント性をふんだんに盛り込ん作品になったと自負しております」と胸を張る。さらに続編の話題になると、「切に願います」と熱望。「連載10周年を迎えて、さらに次の10周年に向けて進んでいけたらと思っております。これからも皆さんに愛されるように願っております」と満場の客席に向けて語った。

 「役への思い」を問われた小野は、「役者としての視野を広げてくれた。もっと言うと、人として成長させてくれた役になりました。30歳になった時に関わらせていただき、座長経験がなかったわけではないのですが、それまではキャストの皆さんに支えられて立っていた。そんな自分が、『黒執事』は座長として背負わなくてはいけないと強く感じた」と感慨深げ。そのうえで、「なんだったら、ひとりで立たないといけないと。そういう意味では思いつめる部分もあったが、隣をみると真綾ちゃんがいてくれて、真綾ちゃんもストイックに役作りをされていた」と、ともに歩んできた坂本への感謝を述べた。

 一方、シエル役の坂本は「とにかくいっぱいいっぱいだった。今まで少年の役はあまり経験がなかったし、すごく人気のあるキャラクターだと聞いていたので、プレッシャーに思っていた」と振り返る。そんななかで、“相棒”小野の存在は大きかったそうで「小野座長がその空気をやわらかくしようとしてくれているとすごく感じていた。小野さんに頼りやすくなった。そういったなかで、シエルとセバスチャンのように、わかり合っていった」とニッコリ。「小野さんがセバスチャンの声をひと声発するだけで、現場に『黒執事』の世界がわっと広がる」と熱弁したが、途中で「そういったカリスマ性を……(笑)。なんか嘘っぽいですけど」と吹き出してしまい、会場は爆笑の渦に。すぐさま「言い切ればよかったのに」(諏訪部)、「そうだよ!」(小野)とツッコミを入れられていた。