フラメンコギターにのせたライブシーンに注目!

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 フラメンコの聖地として知られる、スペイン・アンダルシア地方のサクロモンテ地区を題材にしたドキュメンタリー映画「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」の本編映像が、このほどお披露目された。映画の語りべを務めるクーロ・アルバイシンの「生の芸術だ」という声とともに、“ラ・クキ”と呼ばれる老ダンサーが情熱的に“エル・ペタコ”を踊る模様を収めている。

 かつて迫害されたロマが集い、イスラム文化と融合した独自の文化を形成してきたサクロモンテ地区。洞窟で生活したロマたちは洞窟フラメンコを生み出し、その情熱的な歌や踊りが世界中を熱狂させる。その後、世界的なフラメンコアーティストを輩出し続けてきた。

 しかし1963年、コミュニティを悲劇が襲う。不世出のダンサー、カルメン・アマヤが死去し、さらに水害によって人々の住む場所が失われていった。今作は迫害などを乗り越え生きてきたダンサーや歌い手、ギタリストらに取材を敢行し、世界でも重要とされるフラメンコ・コミュニティのルーツと記憶をたどった。

 映像の冒頭では、アルバイシンとクキが語らい合う姿も。「その後、再婚したよね?」「20回はした」と陽気に笑う様子からは、悲劇に見舞われようとも強く生き抜くというバイタリティが感じ取れる。「サクロモンテの丘 ロマの洞窟フラメンコ」は、2月18日から東京・有楽町スバル座、アップリンク渋谷ほか全国で順次公開。