20日、韓国・朝鮮日報によると、旧正月の連休を控えた韓国で、「短期間高収入バイト」と言われる肉体労働をするために予備校通いをする大学生や就活生が増えている。資料写真。

写真拡大

2017年1月20日、韓国・朝鮮日報によると、旧正月の連休を控えた韓国で、「短期間高収入バイト」と言われる肉体労働をするために予備校通いをする大学生や就活生が増えている。

建設現場の日雇いの1日当たりの平均賃金は11万〜13万ウォン(約1万700〜1万2700円)ほどで、このうち約10%が仲介業者に差し引かれ、10万ウォン(約9800円)が手元に残る。

しかし、建設現場で働くには建設業基礎安全保健教育院(=予備校)で発行する「履修証」が必要とされており、全4時間の講義の受講料は4万ウォン(約3900円)だ。ソウル市内の基礎安全保健教育院5カ所を調べたところ、全52人の受講生のうち22人が大学生や就活生であることが分かった。ある教育院の関係者の話では、「建設現場の日雇い求人が多くなる旧正月の連休を前に、この一週間で『一度にお金を稼ぎたい』という大学生からの問合せ電話が20件以上かかってきた」とのこと。

安全保健公団によると、建設業基礎安全保健教育を履修した20代は、2013年の3万4651人から昨年には10万839人と、3年間でほぼ3倍に増えているという。

しかし、肉体労働に慣れていない大学生が建設現場で働くことについて、「事故につながりかねない」という指摘も出ている。

これを受け、韓国ネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「法定教育であって予備校教育とは言わないんじゃ…そもそも基礎安全教育院は予備校?」
「本当の肉体労働が何か分かってない。これは大企業の建設現場の非正規職員のこと」

「塾に行くために肉体労働をするって話は聞いたことあるけど」
「うそつけ。この前、就職できなくても中小企業は避けようとする若者がニュースになってた。中小企業にも行きたくないってのに肉体労働?」

「今、建設現場は人手不足が深刻」
「建設業に携わる若者がいないから、現場の班長以外はほとんど外国人労働者や不法滞在者」

「若い時の土方経験も大切。ただし、長くやるのはやめた方がいい」
「肉体労働もしてみないとね。将来別の仕事に就いたとしても、大変な経験をした人の方が他人を分かってあげられるから」

「悲しい国」
「そもそも韓国は仕事(求人)自体が少ない。この問題は誰が解決してくれるの?」(翻訳・編集/松村)