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今の時代、私たちには無限の可能性があります。かつて若い起業家の数がこれほど急増したことはありません。アプリの開発者からフリーランスのライター、ビジネスコンサルタント、クリエイティブ系のプロデューサー、スタートアップの創業者まで、夢のキャリアを築くために、進んで大きなリスクを取る人が多いです。

毎日、多くの起業家がスモールビジネスを大企業へと成長させています。しかし、将来の見通しが明るいにもかかわらず、起業したいと思っている人の大半は、いまだに自分のビジネスのアイデアを実現させるのを恐れています。ベントリー大学の最近の研究では、18〜34歳の66%以上の人は起業したいと思っていることがわかりました。しかし2013年現在、経営者が30歳以下の企業は米国に3.6%しかありません。

これは教育や才能が足りていないわけではありません。「CreativeLive」「Skillshare」「General Assembly」のようなプラットフォームには、無料や安価なオンラインの教育コンテンツがあり、世界中からアクセスできます。このようなサービスによって、学習曲線や多くの業界への参入バリアは劇的に変化しました。インターネット接続と同じように、価値あるオンライン学習の機会が急速に増えるにつれ、新しい考え方を知らなかったり、強力なスキルを身につけていないことに、言い訳ができなくなっています。

私はここ数年で、初めて立ち上げたビジネスが失敗してから、フリーランスになり、それから4つのビジネスを成功させるに至りましたが(すべて会社員として勤務しながら)、これが良い例です。このような仕事と経験を通して、私は自分でビジネスを始めない人がよく言う3つの理由を見つけました。

自分に自信がない必要なリソースが足りないと思っている一番多いのは、やる気がない

会社員として働きながらビジネスを始めるのは大変です。自分のビジネスアイデアを追求するために会社を辞めたら、お金や安定はすぐになくなるかもしれません。安定した収入を得ている状態で新しい自分のベンチャーに投資しつつ、最大の影響力を与え、自分へのプレッシャーが減るようなものにだけ集中するようにしていきましょう。思い切ってビジネスを始める前に、しっかりとした計画を立てる必要があります。

今回は、私が実践した会社員として仕事を続けながら副業を始めた時の10のステップをご紹介します。

1. 新しいビジネスの時間をつくる


これは難しいこともあります。人間関係や恋愛がうまくいかなくなったり、絶えず厳しい決断を迫られたりします。

1週間のうちにやるすべての行動や仕事などをすべて書き出し、それぞれに専念する時間を決めます。自分があまりかかわらなくてもいいものを見つけ、そこに関わる人に、自分にとって意義ある新しいプロジェクトに注力するために、少しずつフェードアウトすると伝えます。

それから、テレビを見る、ゲームをする、FacebookやInstagramをするなど、最初は簡単にやめられるものを消していきましょう。自由な時間が増えれば、それだけ早く結果を出すことができます。


2. 自分の強さと優位性を調べる


新しいビジネスに必要なスキルは何でしょう? 少なくとも新しいビジネスに必要なスキルのいくつかは持っていると思いますが、もしそうでない場合は厳しい決断に迫られます。一旦立ち止まり、新しいスキルを習得する時間をつくるか、それとも代わりにやってくれる人に外注するかを考えましょう。

自分に起業家としての強みがあるか知りたい場合は、このエクササイズを試してみてください。自分のソフトとハード両方のスキル、そのビジネスにおいて不当に有利なものがあるかがわかります。ただ覚えておいて欲しいのは、自分のビジネスアイデアとスキルが合っていなくても大丈夫だということです。正しい場所にいれば、あなたと一緒に働ける才能あるフリーランスがたくさん見つかります。


3. ビジネスアイデアの妥当性を検証する


「Fortune」は失敗したスタートアップの創業者に、何が間違っていたのかと聞いたところ、一番多かった原因は市場が求めている製品ではなかった、というものでした。(ほぼ半数はこれが原因で倒産したと言っています)計画の早い段階で、ビジネスアイデアが妥当なものか検証する必要があります。実際にお金を払っている顧客から率直の意見をもらうということです。「Basecamp」の創業者Jason Friedはこのように説明しています。

大事なのはお金を払うかどうか、という答えだけです。人が何かにお金を払うと答えている時、それが本当に大事なものだということです。

自分は正しい、自分たちのアイデアはすごいものだと考えるのが人間です。しかし、残念ながらビジネスや製品のアイデアは、十分に考慮されていなかったり、有益でなかったり、適切な調査すらされていないことがよくあります。

時間をかけて、ビジネスや製品の対象者から継続して意見をもらい、基本的な根拠を積み上げることで、顧客のニーズに間違いなく見合うソリューションを徐々につくりあげることができます。そこから成長することができるのです。


4. 競合に対する優位性をつくる


競合に対する優位性というのは、より多くの利益や売上を生んだり、競合よりも多くの顧客を獲得したり、引きつけたりするような、独自の強みということです。あなたのビジネスを、あなたのビジネスたらしめるものです。

コスト構造、製品提供、流通ネットワーク、戦略的関係づくり、カスタマーサポートなど、ビジネスのあらゆるかたちで表れるものです。ここでは、自分に正直になって考えましょう。自分の考えているビジネスが、市場のニーズを誠実に満たさなければならないだけでなく、現状あるものとは違うやり方で、それを満たさなければならないということでもあります。


5. 具体的で、測定できる、現実的な目標を設定する


少なくとも目的地がどこなのかわからない状態では、最初の一歩を踏み出したくはないものです。到達できる目標や、現実的な締切を設定しない限り、かなりの時間を無駄にすることになります。私の経験では、1日、1週間、1カ月の目標を設定するのがベストです。このように継続的に説明責任が発生することで、短期的にも長期的にも目標を意識し続けることができます。

最初は、その日の目標は達成しやすいものか、ToDoリストのようなものにすると、その後、徐々に副業を始めることに近づくようなマイルストーンを達成し始めます。


6. ビジネスを開始する日とその後のロードマップを作成する


これも目標設定のためにやることですが、それぞれの目標地点(B,C,Dやその後)に、どのように到達するかを具体的に思い描くための、まったく異なる行動です。このステップでは、具体的に先を見越して、時間が経つにつれて変化するものに対して、定期的に調整しなければならないことが予想されます。あなたのビジネスを始められるのは、他でもないあなたしかいませんが、すべてを自分ひとりでできるわけではありません。

問題を解決し、障害を回避する力があれば、ビジネスである程度成功することができます。


7. 苦手なことは外注する


これは集中するためです。ビジネスを始める上で、できる限りすべてを外注する機会を探しましょう。間違いなく、目標やロードマップの策定や、製品やサービスをどのように見せるかを、他人に任せたくはないでしょう。本当に大事なのは、自分がベストを尽くせるようにしなければならないということです。

オンラインサービスのアイデアを試すために、自分のWebサイトのコードを自分で書ければ最高ですが、そのような知識や能力がない場合は、基礎を理解するために何ヶ月もかけることになります。


8. 客観的な意見を積極的にもらう


ビジネスの目標は、人に価値ある製品やサービスを提供することです。したがって、実際に顧客に対して価値あるものをつくっているのかを確認するには、偏っていない外部の意見を聞くことが大事です。これは、ビジネスの初日から始めて、決してやめてはいけません。

意見をもらえる人たちを早めに見つけるには、率直に意見を言ってくれるとわかっている人に個人的に頼むことです。私が意見を聞いているグループは、仲の良い起業家精神のある友だちや、常に連絡を取っている数少ないメンター(先輩)など、少人数で構成されています。

ここから、意見を聞く範囲を広げたり、FacebookやLinkedInのグループページ、Reddit、HackerNews、ProductHunt、GrowthHackersなどに広めることができます。


9. 仕事と自分のビジネスの境界線を曖昧にしない


「今自分が働いている会社のビジョンをもっと良いものにしたい」という誘惑に駆られるかもしれませんが、雇用主が大きく道を踏み外していない限りやめましょう。おそらく、雇用契約でそんなことはしないという規定に同意しているはずです。それに、それは良くない行動というだけでなく、いつかとても役に立つ教訓になるかもしれませんが、多くの人間関係を壊す可能性があります。

だからこそ、最高のビジネスアイデアというのは、今の仕事のパフォーマンスを伸ばし、会社の外でも自分の強みを構築し続けるチャンスを与えてくれるものなのです。会社で、非競争条項や、発明条項の譲渡、機密保持契約などに同意している場合は、この件に関しては弁護士に相談して、個別にアドバイスをもらった方がいいです。

当然かもしれませんが、会社での勤務時間中にに副業をしてはいけません。また、どんなに誘惑に駆られても、会社のリソースを自分のビジネスに使うのも自制しなければなりません。弁護士が具体的にはっきりといいと言わない限り、会社のパソコン、オンラインツール、ソフト、購読している雑誌や新聞、ノートを使ったり、他の社員に助けを求めたりしないことも含まれます。


10. 会社を辞める前に副業を本格化する


勘違いしないでください。私は自分が興味のあることだけをする方がいいと思っていますし、それに100%のエネルギーを使った方がいいと思っています。これは、「このアイデアは素晴らしいものに違いない!」と簡単に決断をくだす前に、自分のビジネスアイデアを精査し、対象となる市場を見つけ、そこでアイデアを試すことにするのに十分時間をかけた方がいいという意味です。

じっくりと考え、人のアドバイスを聞くのに時間をかけるのは、新しい副業のビジネスにとってもとても良いことです。さらに大事なのは、成長著しいスタートアップで働いたり、投資家からの投資(もしくは自己投資)が期待できるわけでもなければ、新しいビジネスだけで生活を支えられるようになるまでは、現実的に何かしらの安定した収入が必要になります。



会社員として働きながら副業を始めるのは、間違いなく難しいですが、不可能ではありません。この世の起業家の数だけ、起業する道はあります。この10のステップを参考にすれば、自分の会社の経営者になることにさらに近づきます。その素晴らしい気分を想像してみてください。


10 steps to starting a side business (while working a full-time job) | Crew Blog

Ryan Robinson(原文/訳:的野裕子)
Image by Carl Heyerdahl via Unsplash.