新たなJリーグの観戦環境が定着するのか、注目されるところだ。(C) SOCCER DIGEST

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 Jリーグと、パフォーム・グループが提供するスポーツのライブストリーミングサービス「DAZN(ダ・ゾーン)」は1月20日、都内のJFAハウスでメディア説明会を開催した。
 
 DAZNでのJリーグ放送は、1月22日に開幕する「2017JリーグDAZNニューイヤーカップ」の沖縄ラウンドから開始されるが、これに先立ってJリーグとDAZNの10年パートナーシップのビジョンや新シーズンからの中継制作の取り組み、新たな番組コンテンツについて説明がなされた。
 
 昨年7月、JリーグとDAZNは、2017年より10年間で約2100億円という巨額の放映権契約を締結。J1、J2、J3のJリーグ全試合が生中継され、月額1750円でテレビ、パソコン、スマートフォン、タブレットなどの様々なデバイスから観戦できると発表された。

 DAZN CEOのジェームズ・ラシュトン氏によれば、「DAZNはテレビのプロダクト」であると位置づけ、視聴環境はテレビがメインになると強調している。テレビ視聴は、ネット対応のスマートテレビのほか、スマートフォン画面をHDMI接続によってテレビに映し出すミラーリング、動画配信サービスの専用機器やゲーム機などを利用することで可能になる。会見後には、テレビ視聴のデモンストレーションも行なわれた(写真)。

 また、試合を録画することはできないが、録画放送による見逃し配信が実施され、映像の保存期間は30日間とされている。今後、ユーザーからさらに保存期間の延長を望む声が強まれば、「90日、あるいは120日と延長することも考えている。ダウンロードするという方法もあるし、その場合は1年間保存できる仕組みも検討したい」とラシュトンCEOは話し、保存期間については柔軟な姿勢で対応するとした。
 番組コンテンツとしては、土日に行なわれる試合中継のほか、J1・J2・J3各リーグのプレビュー、レビュー番組を毎週1番組ずつ放送。金曜にプレビュー、月曜にレビュー番組が放送されるスケジュールだ。また試合終了後にはハイライト番組も配信される。

 試合中継では、2016年まで6台だった中継カメラの数を、新シーズンからは9台に増やし、うち1台はスーパースローカメラを設置する。DAZNコンテンツ制作本部長の水野重理氏は、「(ピッチ内を)いろんな角度からとらえることで、よりピッチで起きている状況や選手の技を見ることができ、選手やサポーターの喜怒哀楽を中継に反映していきたい」と述べた。
 
 1月にはニューイヤーカップ沖縄ラウンドのほか、鹿島アントラーズ、横浜F・マリノスが出場する「2017Jリーグアジアチャレンジinタイ インターリーグ」(1月24日〜26日)も、全試合をライブ配信する予定。ラシュトンCEOは「2月に2000万ドル(約23億円)という投資をローンチキャンペーンに振り向ける」としており、2月25日のJリーグ開幕に向けてDAZNへの注目度は一気に上がっていきそうだ。