ギャビン・オコナー監督と共に (C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. ALL RIGHTS RESERVED

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 「アルゴ」「ゴーン・ガール」のベン・アフレックと「ジェーン」「ウォーリアー」のギャビン・オコナー監督が、初タッグを組んだサスペンスアクション「ザ・コンサルタント」の魅力を語った。

 表向きは平凡な会計士として活動しつつ、裏では世界中の闇組織の“財務係”を務めるクリスチャン・ウルフ(アフレック)。天才的な頭脳と百戦錬磨の戦闘スキルを誇るウルフは、ロボット工学会社の財務調査で重大な不正を見つけたことから、何者かに命を狙われて窮地に陥る。アナ・ケンドリック、J・K・シモンズ、ジョン・バーンサル、ジョン・リスゴーら多彩なキャストが顔をそろえた。

 オスカーに輝いた「アルゴ」、5月20日から公開される「夜に生きる」など、俳優のみならず監督・脚本家としても非凡な才能を発揮してきたアフレック。「脚本はとてもよく書かれていたよ。また、ギャビン(・オコナー監督)がとてもいい映画を作るということがわかって、すぐに彼のことを信頼したんだ。だから、何の心配もなかったよ」と全幅の信頼を寄せる。オコナー監督は「ただ、僕とベン(・アフレック)は、脚本をある方向に進めるために調整はしたよ。いくつかの部分を、(脚本から)もっと深く描けるようにしたかったんだ」と共同作業について明かす。

 本作では、ウルフの現在だけでなく、他者との違いに苦しんでいた少年時代も描かれ、過去パートで提示されるいくつかの謎がストーリーを引っ張っていく。オコナー監督は、アフレックの「どうやってウルフがこんな能力を持つようになったかを、観客が理解することがとても重要だ」という言葉をよりどころに、主人公ウルフの見せ方に細部までこだわった。一方アフレックは、「普通とはちょっと違うキャラクターを掘り下げている」本作のウルフを演じるにあたり、2種類の準備を行ったという。「まず自分でやる準備がある。自ら出かけて行って調査し、新しい情報を見つけたり、それがキャラクターの目に見える現実味なのか、もっと内面的なものなのかアイデアを得るんだ。もう1つは、内側から作っていくものだ。キャラクターの感覚にどうやって寄り添い、自分の中で同じような感情を生み出すかなんだが、それが“演技”なんだ。役への感情移入を育み、自分の中にリアルな反応を作り出すのさ」。

 日本では本作を皮切りに、禁酒法時代のギャングを描く「夜に生きる」、再びバットマンを演じる「ジャスティス・リーグ」(冬公開)とアフレックの出演作が17年内に3本も公開。多忙を極めるアフレックだが、「この映画を見た観客たちの反応を見て、やってよかったと思っているよ。みんなが映画を楽しんでいるのを見るのは、とてもうれしいんだ。僕たちが面白いかもしれないと思ったことが、最終的にみんなにとって面白いものになっていくのを見ることはね。とてもやりがいがある。それがすべてさ」と力強く語った。

 「ザ・コンサルタント」は、1月21日から全国公開。