バッテリー管理システムの無線化で1充電500km走行も可能なBMWi3を公開

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ケーブルレスで空いたスペースを使いより多くのバッテリーを搭載

2017年1月18日(水)から20日(金)まで東京ビックサイトで開催されている「第9回[国際]カーエレクトロニクス技術展」で、高性能ICの設計および製造を行なうリニアテクノロジーがプレス発表を行なった。

この場で国内初披露となったのが、2016年11月にドイツで開催された「エレクトロニカ2016」で発表された「ワイヤレスBMS(バッテリ・マネジメント・システム)コンセプトカー」。

このクルマはBMW i3をベースに、もともとあったバッテリー・パックとバッテリー管理システムの間にあったケーブルを取り払って無線化したというもの。そのため外観上の変更は見られない。

同社のSmartMeshワイヤレス・メッシュ・ネットワークのもつ複数の接続経路により、自動車の配線ハーネスやコネクタにつきまとう信頼性の問題に対処でき、その信頼性向上だけでなくBMSの機能も向上。もちろんコストと重量の削減もあり、より安全で、スマートで、環境によく、低コストになるという。

さらに、電流モニタや温度モニタなどのセンサを組み込めばSOC(航続可能距離)やSOH(バッテリー寿命)などを正確に把握することも可能だという。

そして何より、ケーブルを取り払ったことで、バッテリー搭載スペースに余裕ができ、ベースのi3よりもバッテリーを多く搭載することができ、このコンセプトカーで、バッテリー容量55kWh、走行距離が400km以上というバッテリー・システムが実現している。

現時点でまだ、バッテリースペースに余裕があり、航続距離500kmも夢ではないという。