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国際ナッツ・ドライフルーツ評議会はこのほど、プルーンの骨量減少防止効果について発表した。

プルーンにはビタミンKをはじめ、食物繊維や銅などが多く含まれている。さらに、独特の組み合わせのポリフェノール類を含有し、その量が豊富なことも特筆される(※1)。

プルーンの研究については、骨粗しょう症の動物モデルを用いて、骨密度の維持と骨量減少の防止の可能性など、多くの研究が進められてきた。

実験結果によると、骨質量および骨梁(こつりょう / 海綿骨)の量、数および厚みが増加するとのこと。骨梁間隔が増大すると、骨粗しょう症のリスクにつながると言われているが、プルーン摂取により骨形成が促進し、骨梁間隔が狭まることもわかった。また、骨再吸収が抑制され、骨強度の増加がみられたという。

骨を守る効果は、抗酸化経路もしくは抗炎症経路、およびその下流シグナル伝達メカニズムを介して発揮され、骨芽細胞の石灰化と破骨細胞の不活性化につながると考えられている(※2)。

2016年に公表されたランダム化比較試験によると、プルーンの摂取が骨量が減少した閉経後の高齢女性において、全身の骨密度(BMD)の減少を抑える可能性があることがわかった。

同試験では、骨量が減少した65〜79歳の女性48名を3つのグループ(「プルーン50グラムを摂取するグループ」「プルーン100グラムを摂取するグループ」「対照群」)に割り当て、6カ月間の実験を実施。骨密度測定(DEXA)法によって、スタート時と6カ月後における全身、大腿骨近位部、腰椎の骨密度を測定した。加えて実験中に、いくつかの骨代謝マーカーも判定された。

研究データより、プルーンを摂取したいずれのグループの女性も、対照群の女性と比較して、全身の骨密度の減少が抑制されたことが明らかになった(※3)。この効果は、部分的にはプルーンに骨再吸収を抑制する力があるためだと説明されている。そして同研究結果は、プルーンが特に閉経後の高齢女性の骨量減少を防ぐ役割を果たす可能性を示す、従来のデータを裏付けているとしている(※4、5)。

※1 米国農務省国立栄養データベース標準リファレンス、リリース28、2015年9月発行、2016年5月一部修正

※2 Shen CL, von Bergen V, Chyu MC「骨の保護に役立つフルーツと食用フィトケミカル」『Nutr Res』2012年32(12):897-910

※3 Hooshmand, S, Kern, M, Metti, D他「骨量が減少した閉経後女性の骨密度と骨バイオマーカーに対する2サービングのプルーンの効果:ランダム化比較試験」『Osteoporosis International』2016年;1-9

※4 Franklin M, Bu SY, Lerner MR, Lancaster EA他「男性の骨粗鬆症モデルにおける乾燥プラム摂取の骨量減少を抑える効果‐IGF-I とRANKに関連」『Bone』2006年;39(6):1331-42

※5 Rendina E, Hembree KD, Davis MR他「閉経後の骨粗鬆症モデルにおける骨量減少の防止と骨代謝の改善に役立つ乾燥プラムの特性」『PloS one』2013年;8(3):e60569

(フォルサ)