ある意味チャレンジメニュー 顎関節注意も促される超極太な恵方巻き登場

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 邪気を払うという言い伝えで食べられていた鰯の知名度を越えて、もはや全国区の知名度となった、関西発祥の節分定番料理「恵方巻き」。 町中の正月の雰囲気も薄らいだ1月12日にイトーヨーカドーが今年の恵方巻き試食会を開催するというので招待されるままに参加してきた。

■スタッフから「顎関節注意」を促される恵方巻き

 今年の恵方巻きは昨年好評だった、イタリアンレストラン「オステリア ルッカ」のオーナーシェフ桝谷周一郎氏監修「サーモンのミルフィーユ仕立てROLL(ハーフ)」、メディアなどでも活躍する料理研究家の浜内千波氏監修「阿波尾鶏と生ハムのサラダ恵方巻(ハーフ)」、“豊漁八宝海鮮巻(ハーフ)”“胡麻香る!海老たっぷりサラダ巻き(ハーフ)”“卵が決め手!招福恵方巻(ハーフ)”の3種の恵方巻がセットになった「イトーヨーカドー自慢の三福セット」、煮穴子とごぼうを稲荷で巻いた「ふっくら煮穴子とごぼうの信田巻」、直径60mm、開発スタッフも食べる際には「顎が外れないように注意してください」という15種類の海鮮を惜しみなく巻いた「15種類の豪華絢爛海鮮巻」の7種5商品を用意。7種類の恵方巻を味わってきたので、それぞれについてお伝えしていこう。

■これがイトーヨーカドーのビッグマグナム「15種類の豪華絢爛海鮮巻」

 圧倒的な質量と「食べる際に顎関節に気をつけて食べてくだい」と表する圧巻の太さを誇る極太巻きが「15種類の豪華絢爛海鮮巻」。

 細巻きの6倍、一般的な太巻きの2倍の太さを誇るこの新作恵方巻きは、口をつける場所によって味わいが変わるという趣向が凝らされており、ボリューム、味ともに今回、試食した恵方巻きの中で最もおすすめしたい一品。チャレンジメニュー的意味でも……。
 使用されている具材は、外周から煮穴子、えんがわ、すじこ、うに、本ずわいがに、甘エビ、とびっこ、まぐろのたたき、オーロラサーモン、真鯛、ほたて、ぶり、まぐろ、海老、数の子の15種類。
 極太のこの恵方巻きを一口、口にすれば、海鮮丼を勢い良くかっこんだかのような錯覚を覚えることができた。

■試食会一番人気!「ふっくら煮穴子とごぼうの信田巻」

 海苔の代わりに甘いお稲荷さんの皮を使って、ふっくらと甘く煮上げた穴子とアクセントになるごぼうを具材とした変わり恵方巻。

 そもそも信田巻とは、関西地方の郷土料理で、開いた油揚げで様々な具材を巻いて煮付けた料理のこと。今回、発売されるこの恵方巻きも酢飯と具材を油揚げで巻いており、煮てはいないが、煮穴子などをつかっているので、広義の意味で信田巻といえるのだろう。

 茶色分が多く、昭和のお弁当を思わせる見た目だが、ひとたび口中に取り込めば、揚げと煮穴子の甘い味わいが口いっぱいに広がり、さらにふっくらと柔らかいだけではなく、ささがきにされたごぼうがシャキシャキとはごたえが程よい歯ごたえを与えてくれる。試食会には男女あわせて20人以上が参加していたが、口々に美味しいと感想を述べており、始まって15分くらいで、用意された分が品切れとなっていた。

■白ワインと一緒に楽しみたい「サーモンのミルフィーユ仕立てROLL(ハーフ)」

 イタリアンと酢飯の相性はいかに!?といった声が聞こえてきそうだが、最近では人気の寿司ネタとなっているサーモンと醤油や鰹出汁などとの相性も良いクリームチーズを爽やかな口当たりとマイルドな辛味が特徴のディジョンマスタードとアップルビネガーを使用したオニオンマリネでサンドした「サーモンのミルフィーユ仕立てROLL(ハーフ)」は、酢飯や香ばしい海苔との相性もよく、思わず白ワインと合わせて食べたくなるシャレオツな味に仕上がっている。シャレオツ=上品な味と思う人もいるかと思うが、サーモンとクリームチーズというこってり味に、ディジョンマスタードとオニオンマリネのさっぱり味が組み合わさることによるマリアージュが、深い味わいを生み出している。
 ただ、残念だったのは今回の試食会には、白ワインの用意がなかったこと。自宅で楽しむ際には、白ワインとともに頂きたいものだ。

■見た目は綺麗、しかしボリュームは満点!「阿波尾鶏と生ハムのサラダ恵方巻」

 阿波尾鶏をトマトが香るミートソースで味付けした阿波尾鶏のミートソース和えを主に、歯ごたえを加えるきゅうり、旨味が凝縮された生ハム、そして挑戦的なコーン入りのポテトサラダを酢飯でくるりと巻き上げた洋風恵方巻「阿波尾鶏と生ハムのサラダ恵方巻」。

 ミートソースでこってりとした味かと思っていたが、思いのほかさっぱりと仕上げられている。鶏肉を使用しているということで軽めイメージを持つかもしれないが、男爵いもを使った“コーン入りポテトサラダ”がどっしりとしたパンチを放ち、食べごろの男の子のお腹も満たしてくれるに違いない。お子様向けかというと、そんなことはなく、先に紹介した「サーモンのミルフィーユ仕立てROLL」と同様にお酒のお供にもピッタリで、個人的にはビールもしくは軽めの赤ワインとあわせると良いのではないかと感じた。

■バラエティ豊かな味が決め手!「イトーヨーカドー自慢の三福セット」

 「胡麻香る!海老たっぷりサラダ巻き(ハーフ)」「豊漁八宝海鮮巻(ハーフ)」「卵が決め手!招福恵方巻(ハーフ)」の味わいの異なる3つの太巻きがセットの「イトーヨーカドー自慢の三福セット」。

 どれも魅力的な恵方巻だが、その中でも特に筆者の心を掴んだのは、プリプリの海老を3本に野菜を錦糸卵で包んだ「胡麻香る!海老たっぷりサラダ巻き(ハーフ)」。そのまま食べると海老と胡麻だれによるこってりとした味が楽しめ、胡麻の風味を損なわないようにわさび醤油をちょっとつけると後味がさっぱりとして楽しめるのだ。数の子、とびっこ、いか、まぐろ、ほたて、海老、サーモン、まぐろのたたきにきゅうりを添えた「豊漁八宝海鮮巻(ハーフ)」は、期待を裏切らない味わいで、大人から子供まで楽しる味わいとなっている。
 「卵が決め手!招福恵方巻(ハーフ)」は、甘く煮られたしいたけとかんぴょう、きゅうりに桜でんぶ、そして圧倒的な存在感を示す卵焼きが特徴のスタンダードな味わいの恵方巻となっている。味わいは基本に忠実ながらも丁寧に煮られたしいたけとかんぴょうが、甘めを押さえた出汁の香りとハーモニーを奏でている。

【総括】
 変わり種からスタンダードまで、幅広いニーズに対応したイトーヨーカドーの恵方巻は予約がすでに始まっている。さらに「15種類の豪華絢爛海鮮巻」は3000本、「ふっくら煮穴子とごぼうの信田巻」は5000本の限定予約販売となっているので、注意が必要だ。また、残りの3品は予約限定ではないが、どうしても食べたい!という人は、1月30日(月)まで予約をすることで、当日、買い逃すことなく確実に手にすることができる。今回の試食会で、すべての味を味わったところかなり満腹になってしまったので、欲張って注文のしすぎに注意しよう。

(伊藤真広)