「爆笑問題の日本原論」とは何か?

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1997年の1月に、1冊の単行本が発売されます。その本は、増刷を重ね30万部を超えるベストセラーとなります。さらに、毎年さまざまなシリーズが発売され現在まで続いています。本のタイトルは『爆笑問題の日本原論』(宝島社)です。

漫才コラム?

本書は、爆笑問題が『宝島30』に連載していたコラムをもとにしたものです。コラムといってもその内容は時事ニュースをもとにした、爆笑問題の漫才が記されたものです。太田と田中のかけあいでありながら、執筆はすべて太田光が行っていました。最初に編集者からオファーを受けた時は、身辺雑記のようなコラムを書いたようですが、「もっとライトに読めるものを」との要望に、漫才スタイルのコラムが生まれました。

そのままではない?

ただ、漫才コラムといっても、これはあくまで文字で読むコラムとして作られました。実際の喋りのテンポとは異なるのだと太田光は述べています。いまでこそ爆笑問題は知名度抜群ですが、当時は『ボキャブラ天国』シリーズ(フジテレビ系)でようやく頭角を表してきたころです。太田光のボケぶりなどは今でこそ定着していますが、当時は時事ネタを取り上げる社会派コンビといった印象でした。そんな時代を感じさせる一冊が『爆笑問題の日本原論』なのです。