2017年、日米欧でもっとも上昇するのは「日本株」! ゴールドマン・サックスのアナリストが日本株が上昇 する「4つの理由」と「注目のセクター」を大公開!

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2017年の日本株はどうなる!? ダイヤモンド・ザイでは、世界的に著名な投資家であるジム・ロジャーズと8人の投資のプロに聞いた「2017年の日本株&為替分析」を掲載している。

今回はそのなかから、ゴールドマン・サックス証券副会長のキャシー・松井さんの予想を抜粋して紹介! アナリストランキングで常に上位にランクされる実力派で、経産省や金融庁の委員会のメンバーとしても活躍中であるキャシー・松井さんは、2017年の日本株をどう予想するのか? キャシー・松井さんの予想からダイヤモンド・ザイが厳選したおすすめ銘柄も紹介する。

キャシー・松井さんの予想は「強気」!
企業業績は堅調を維持し、長期政権で構造改革も進む

 2017年の日本株については「強気」で見ています。理由は4つあります。

 1つ目は金融緩和政策が継続していることなどでマクロ経済が堅調なこと。2つ目は企業の利益成長の持続です。実は過去4年間において、先進国の中で企業の1株益が最も増加したのは、欧州でも米国でもなく日本でした。利益拡大は今後も続き、株価を押し上げ、2017年末にはTOPIXは1660ポイントに達するとみています。これは、日・米・欧の中で最も高い上昇率となります。

 ただ、海外投資家は日本株をあまり評価してきませんでした。それは、構造改革などの点で日本に対する期待値が低かったせいです。

 しかし、3月の自民党大会で総裁任期が延長されれば、安倍政権が2021年9月まで継続されることが可能になり、長期政権のもとで、構造改革がますます進むでしょう。海外の投資家もこの点はかなり注目しています。これが日本株を「強気」とする3つ目の理由です。

「持たざるリスク」を海外投資家が意識する!

 4つ目の理由は需給です。2017年も日銀や公的年金、さらには企業の自社株買いが進み、3つの主体で合計19兆円(東証の時価総額の4%)以上の買いが入り、株価は堅調に推移すると予測しています。

 そこに、海外投資家が、持たざるリスクを意識して日本株を買いに回ればどうでしょう? 先述のとおり、2017年の年末にTOPIXは11%の上昇を見込んでいますが、ここに海外勢の買いは織り込んでいません。これはまさに日本株にとっては「ボーナス」となります。

ダイヤモンド・ザイは「トヨタ自動車」に注目!
ガソリン高となる中で米国でシェア拡大が進む

 松井さんは好調な米国経済と、原油高で恩恵を被る日本株に勝機があると説く。そこで、ダイヤモンド・ザイは「トヨタ自動車(7203)」に注目する。日本車の中で米国シェアは15%とダントツで、しかもPHVや燃料電池車など低燃費な次世代技術を多く有する。ガソリン高となる中、シェア拡大が大いに期待される。