主演のマイケル・ファスベンダーも冷や汗 (C) 2016 Twentieth Century Fox and Ubisoft Motion Pictures. All Rights Reserved.

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 全世界でシリーズ累計9600万本以上を売り上げたゲームシリーズを、マイケル・ファスベンダーとマリオン・コティヤールの共演で映画化した「アサシン クリード」の特別映像が、公開された。本作の売りであるリアルアクションに迫った内容になっている。

 「マクベス」(2015)のジャスティン・カーゼル監督、ファスベンダー、コティヤールが再結集。15世紀のスペインで活躍し、失われた秘宝“エデンの果実”を守っていた戦士の血を引く死刑囚カラム・リンチ(ファスベンダー)。エデンの果実を探す科学者ソフィア・リッキン(コティヤール)と出会ったリンチは、遺伝子操作で自身のDNAに眠る先祖の記憶を追体験させられ、過去と現在を行き来していく。

 塔から塔へと飛び移る、建造物の壁をよじ登り、市街を縦横無尽に駆け抜けるなど、“走る・跳ぶ・登る”の動作を極限まで追及する移動術“パルクール”を効果的に用いた驚異的な映像が本作の持ち味。「あっと驚くような映画にしたかった。見どころは大迫力のアクションシーンだ。ほとんど実写で撮っている」とカーゼル監督が自信たっぷりに語るとおり、映像中にも壁を蹴り上げて登っていくシーンのほか、槍を振り回して敵を一掃するバトルシーンなどの見せ場が詰め込まれている。

 中でも注目すべきは、高さ38メートルから器具をつけずに飛び降りるという危険極まりないアクション。“イーグルダイブ”というゲームファンにはおなじみの技で、実写化においては避けては通れないものだ。くだんのシーンはパルクールの世界チャンピオンでスタントマンのダミアン・ウォルターズが務めており、映像中では撮影の一部始終が収められている。ウォルターズは「10メートル四方のマットは、上から見るとA4サイズさ」と解説。身長183センチのウォルターズが、高度38メートルから飛び降りると落下速度は時速98キロメートルにも達する。映像によれば、これは過去35年間で最高の高度からの落下スタントというが、ウォルターズは命綱なしで見事成功させ、スタッフから喝さいを浴びる。

 撮影では少しずつ高度を上げていき、ウォルターズは計8回もジャンプを成功させた。撮影を見守ったファスベンダーは「ダミアン(・ウォルターズ)が上がるたびに、ちょっと気分が悪くなった。彼にはともかく安全に降りてほしいと思っていた」と冷や汗まじりだったと振り返る。対するカーゼル監督は「撮影当日、ダミアンが本当にできるのかと不安に思ったよ。命の危険を感じた。彼がそれまでやったことがない領域だからね。だが、本当にやった方が自然に見えると思う。もっとゾッとするし、リアルだ。ダミアンが8回のジャンプをやったときには、カメラ越しに不安を感じることができた」と語っている。

 「アサシン クリード」は、3月3日から全国公開。