本当に飛んでたイーグルダイブのアクションは必見!
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 大ヒットゲームを新たなストーリーで実写映画化した『アサシン クリード』からメイキング映像が公開され、ゲームでも象徴的なイーグルダイブ(高所から飛び降りる際の移動技術)を、ワイヤーもバンジー紐もなしで行っていたという撮影の裏側が明らかになった。

 遺伝子操作によって、スペインでアサシンとして活躍した祖先の記憶を追体験させられる死刑囚のカラム・リンチが、歴史に隠された謎に挑む姿を描く本作。主人公とその祖先をマイケル・ファスベンダーが1人2役で演じ、マリオン・コティヤール、ジェレミー・アイアンズらが共演。『マクベス』でマイケル&マリオンとタッグを組んだジャスティン・カーゼル監督がメガホンを取った。

 人気ゲームを実写映画化するにあたり、ガーゼル監督が最も労力を注いだのは、ゲームのアクションを現実世界に置き換えることだった。そのため、プロジェクトの初期段階で、パルクールの世界チャンピオンでスタントマン、ダミアン・ウォルターズが、主要俳優やスタントチームが登場するシークエンスの振り付けを担当することに決まったという。

 この度公開された映像では、カーゼル監督が「あっと驚くような映画にしたかった」「ほとんど実写で撮ってる」と誇らしげに話す姿が映し出される。そしてマイケルのスタントを担当したダミアンたちが、こだわりぬいたイーグルダイブ(アサシンが突き出た棚から飛び出し、空中で縦方向に回転し、水面や干し草の山に背中から落下する)について、CGI(Computer Generated Imagery)が主流となっているこの時代に、ワイヤーもバンジー紐すらも使わない本気のスタントを敢行したことを説明。

 続けざまに撮影現場でのダミアンの様子が映し出される。プロダクションチームが提案した高さは約6メートルだったが、ダミアンはなんと約38メートルの高さから飛ぶことに固執。ダミアンにとってもこの高さで、クレーン上からのジャンプは、キャリアでもっとも危険なスタントとなった。「10メートル四方のマットは上から見るとA4サイズさ」と言いながら、釣り上げられていくダミアン……。約21メートルの高さから始めて、ついには今まで誰も試したことがない約38メートルの高さからダイブするという、手に汗握る動画となっている。

 自らの役のスタントを委ねたファスベンダーは、「ダミアンは、クレーンから飛んで38メートルのイーグルダイブを実際にやった。ワイヤーもバンジー紐も使わず、フリーフォールだった。彼があそこに上がる度に、ちょっと気分が悪くなった。彼にはともかく安全に降りて欲しいと思っていた」と振り返る。カーゼル監督は「本作は、スタジオを使って作らなかったから、手のかかる映画だった。我々が撮影をしたのは、自然要素が影響する外だった。撮影当日、ダミアンが本当にできるのかと不安に思ったよ。命の危険を感じた。彼がそれまでやったことのない領域だからね。だが、実際にやった方が自然に見えると思った。もっとゾッとするし、リアルだ。ダミアンが8回ものジャンプをやった時には、カメラ越しに不安を感じることができた」と称えた。このイーグルダイブだけでなく、「スタントの多くを我々は実際にやっている。99%は本当にやった」と自負しているように、馬車のチェイスやド派手なバトルを含め、リアルなアクションが追求されている。(編集部・石神恵美子)

映画『アサシン クリード』は3月3日より全国公開