北朝鮮が、平安北道(ピョンアンブクト)寧辺(ニョンビョン)にあるプルトニウム生産用の原子炉を再稼働させる兆候が見られると、米ジョンズ・ホプキンス大学の北朝鮮分析サイト「38ノース」が伝えている。

核分裂性物質のプルトニウムは、核兵器製造の原材料となる。

商業衛星写真分析を行うASA(AllSource Analysis)のジョセップ・バミューデス博士によると、過去4ヶ月間、5メガワットの原子炉とその周辺で、メンテナンス、給油など、再稼働に向けた活動が繰り返し観測された。

原子炉や周辺施設から蒸気は出ていないものの、昨年12月1日から29日まで、原子炉の冷却水槽とテリョン川をつなぐ水路に張っていた氷が溶け、浚渫作業を行なった跡も確認された。また、周囲の建物とは異なり、原子炉の屋根だけ雪が消えている。

それ以降、活動は収まりつつある。2015年末に稼働を中断した出力5メガワットの原子炉を中心とする施設で何らかの作業が行われており、再稼働の懸念もあるが、正確なことはわからないと同サイトは伝えている。