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レノボ・ジャパンは1月19日、都内で記者会見を開き、今後成長が見込まれるソフトウエア・ディファインド・インフラストラクチャー(SDI)市場におけるサービスを拡大するため、ユニアデックスと業務提携を行うと発表した。これに伴い、同日よりハードウェアやソフトウェア導入などのインプリメンテーションサービスを開始した。

レノボ・ジャパン データセンターソリューション事業本部 テクノロジーサービス本部 本部長の山口洋紀氏は、新サービスについて「ハードウェアの設置からハイパーバイザー、ファームウェア更新、動作確認、OS導入、管理ソフト導入までをワンストップで行い、迅速な導入によりユーザーは早期スタートと収益の最大化に貢献するほか、基本的な作業をわれわれが請け負うことで、優先度の高い領域にフォーカスできる。提供するサービスは、パッケージサービスとフレキシブルサービスの2つを用意した。パッケージサービスはメニューの中から選択してもらう。また、フレキシブルサービスは作業内容・カスタマイズが可能で、どのような作業が必要なのかを顧客と話したうえで決定し、作業工数ベースで価格設定を行う」と述べた。

レノボ・ジャパン データセンターグループ データセンター・ソリューション事業本部 副事業本部長 兼 製品統括本部 統括本部長の橘一徳氏は「サービスビジネスを強化していくことが、当社の成長にとって必要不可欠であるため、第1弾の施策としてユニアデックスと提携し、ポートフォリオを強化する。これまで、NEC PCの米沢事業所におけるラッキングやケーブリングなどを行うファクトリーインテグレーションサービス、『Converged HX』のオンサイト導入をはじめとしたプロフェッショナルサービス、各種保守サービスのテクノロジーサービスを行ってきた。今回のユニアデックスとの提携では、ハードウェア・ソフトウェア導入サービスといったオンサイト構築を手がけるインプリメンテーションのサービスを開始する」と今回の提携に期待を込めた。

○レノボの2017年におけるデータセンター・ソリューション事業の重点施策

橘氏は2017年のデータセンターソリューション事業の戦略に関して、次のように語った。

「4つ重点施策に取り組む。1つ目の柱としては、第3のプラットフォームに最適化した製品ポートフォリオの拡大と、ソリューション・ビジネスの強化としてニンブルの製品をアプライアンス化したオールフラッシュストレージを今春から夏にかけて日本市場に投入するほか、SDSにもフォーカスする。2つ目の柱としては、ユニアデックスとのオンサイト構築サービスをはじめ、エンタープライズサービスポートフォリオを強化する。3つ目の柱としては、市場におけるレノボのエンタープライズビジネスの認知度向上を図るため、データセンターグループのマーケティング施策の強化を進める。4つ目の柱としては、日本国内でのアライアンス・パートナーシップ強化として、Lenovo Togetherプログラムと新ハイブリッド協業モデルに取り組む」

重点施策に取り組むにあたり「これまでITプラットフォームはハードウェア、OS、仮想化にバリューがあり、これを訴求することでエンドユーザーのニーズは満足していた。昨今は、導入する際にITから得られるサービスは何か、どのようなサービスが事業活動に必要なのかを最初に考えるようになっている。また、導入を決定した後に、クラウドとオンプレミスのどちらで構築するのか、最適なアプリケーション、アプリケーションを動かすミドルウェアはどれを選ぶのかを検討する傾向が強まっている」と、ハードウェア中心のビジネスからソリューション提供の強化を進める意義について説明した。

そのような状況を踏まえ「われわれはハードウェア、OS、仮想化のソリューションを有しているが、検討のプロセスやニーズの変化に合わせて、重要度が高いアプリケーションやミドルウェアといった上のレイヤーのビジネスにチャレンジしなければ競争力を維持できないと考えている。ハイパーコンバージド・インフラストラクチャやSDSは広い意味でのミドルウェアととらえており、SDIの製品ポートフォリオの強化に取り組んでいる。また、アプリケーションではクラウドへの投資、自社の情報セキュリティの担保について顧客の関心が高いため、セキュリティに関連するアプリケーションのビジネスにもチャレンジする」と、セキュリティ関連のビジネスに参入することも明らかにした。

(岩井 健太)