さくらだ・けんご/東京都出身。60歳。1978年早稲田大学卒業後、安田火災海上保険(現損保ジャパン日本興亜)に入社。統合企画部長や経営企画部長などを経て、2010年に損保ジャパン社長に就任、12年より現職。 Photo by Toshiaki Usami

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2016年10月、米エンデュランス・スペシャリティ・ホールディングスを約6400億円で買収し、他社に後れを取っていた海外事業で追い上げを図るSOMPOホールディングス。今後の方針を櫻田謙悟社長に聞いた。(「週刊ダイヤモンド」編集部 藤田章夫)

──昨年10月、米国で損害保険事業を展開するエンデュランス・スペシャリティ・ホールディングスを約6400億円で買収し、会見では、“ダイヤモンド”を手に入れたと発言されました。

 今でも、エンデュランスは、ダイヤモンドだと思っています。というのも、これまで海外事業を展開していく上で、「プラットホーム」になる会社を探してきました。プラットホームというのは、そこの人の力を借りて、グループ全体の海外事業が大きくなることを意味しています。

 保険という事業は、資本と人材が全てです。そして、最大の差別化要因は人材にあると思っています。そこで、プラットホームづくりを任せられるような人材の集団を探していました。それが、ジョン・シャーマンCEO率いるエンデュランスというわけです。

──会見では、シャーマン氏ととても意気投合しているように見えました。シャーマン氏とはどのような人物なのでしょうか。

 シャーマン氏とは気が合いますね。彼には真にグローバルな会社にしたいという思いがあり、私の思いと通じ合っています。また、彼は、特定のリスクを対象とするスペシャリティ分野でリーダーとなり、ビジネス上のレジェンドになりたいという気持ちを強く持っています。

 そのためには、「エンデュランスという名前はどうでもいい。SOMPOで構わない」と、彼は言います。ここまで踏み込んでくる人は他にはいません。

 加えて、彼はフェース・トゥ・フェースでのコミュニケーションを大事にする人物です。今回の買収発表後、直ちに世界中の拠点を回って9割以上の社員、約1000人と面談して今回のディールの利点について説明しました。

 また、私に対しては、年6回は会いたいと言っており、うち4回は日本に来ると言っています。

──エンデュランスをどのようにマネジメントしていきますか。

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