「グローバル人材」採用を多くの企業が失敗する理由

写真拡大

グローバル人材育成とは、
人事のプロセス総動員で人を育てること

「グローバル人材育成」は、語学研修や海外派遣研修などの研修をすることではありません。お金をかけてそうした研修を行っても、研修を受けている本人が「海外勤務のある会社とは思わなかった。絶対に海外勤務はしたくない」などと思っていたとしたら、本末転倒です。

 人事の仕事として「グローバル人材育成」を行う場合は、単に研修を企画、実施するといったことではなく、“人事の全てのプロセスにおいて遂行する”ということが基本です。

 人事の全てのプロセスで行う、ということは、例えば、採用時の見極め、新人育成など初期の育成、そして中堅、実務担当者時代の育成やモチベーション維持のためのフィードバック、海外赴任前の準備、そして渡航中、帰任した後のフォロー…といった一連のプロセス全てをグローバル人材育成の観点で計画し、実行するということです。

 理想論のようにも感じられるかもしれませんが、少なくともアカデミックにはそのようにとらえます。グローバル人材育成とは、人事のプロセス総動員で人を育てることなのです。この「人事のプロセス総動員」というのが大切です。

 もちろんこの「人事のプロセス」のうちの一つに「研修」というものも入るわけですが、それ以前に、よく分かっていない割に非常に重要な人事プロセスがあります。それは、「採用」です。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)